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米IDT、x86プロセッサ・アプリケーション向けプロトコル変換ブリッジを発表

2011-06-08

IDT、業界初のx86プロセッサ・アプリケーションに向けPCI Express(R) Gen2 およびRapidIO(R) Gen2間のプロトコル変換ブリッジを発表

〜IDTのプロトコル変換ブリッジにより、PCIe対応プロセッサは防衛、イメージング、クラウド・コンピューティングなどの
アプリケーションで、RapidIOを非常に拡張性の高い、高パフォーマンスなバックプレーン・インターコネクトとして活用可能〜


 デジタル・メディア製品に必要不可欠なデジタル/アナログ・ミックスド・シグナル半導体ソリューションの大手サプライヤ IDT(R)社(Integrated Device Technology,Inc. 本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDT、以下IDT)は本日、拡張性に優れたRapidIO対応ピア・ツー・ピア・マルチプロセッサ・クラスタを、x86プロセッサ環境に適用できる、業界初のPCI Express Gen2およびSerial RapidIO (S−RIO)Gen2間のプロトコル変換ブリッジを発表しました。この最先端技術を提供する製品は、2つの強力なインターコネクト・プロトコルの利点を融合し、RapidIOの新たなアプリケーションと市場を創出します。

 新製品はIDTのPCIe Gen 1およびGen 2、RapidIOのスイッチおよびブリッジ、シグナル・インテグリティ、ワールドクラスのタイミングといった幅広い製品群を補完します。

 新製品である「IDT Tsi721」は、16GbpsのPCIe Gen 2から16GbpsのRapidIO Gen 2へのブリッジで、PCIeプロトコルからRapidIOへの変換、またその逆にRapidIOからPCIeへの変換を行う製品です。

 これにより、無線、防衛、イメージング、インダストリアル市場における既存のRapidIOシステムの高パフォーマンス、低レイテンシ、柔軟性といった特徴を維持しながら、市場をリードするインテルのプロセッサを活用できます。

 逆に、エンタープライズクラウド・コンピューティング/サーバ市場ですでにPCIe Gen 2対応のプロセッサを利用している場合は、RapidIOをバックボーン・インターコネクトとしてフルに活用することにより、PCIeのブリッジ技術では実装や拡張性の確保が難しいノン・トランスペアレント機能は不要となり、強力なソリューションを構築できます。

 Gartner社のプリンシパル・リサーチアナリストである
 サージス・ムッシェル(Sergis Mushell)氏は、「拡張性に優れた、高パフォーマンスなブリッジ製品は、クラウド・コンピューティング、イメージング、防衛、その他の高パフォーマンス・コンピューティング・アプリケーションにおいて重要となります。新たなブリッジ製品が提供されることで、これらの市場におけるOEMは、ピア・ツー・ピア・クラスタリング機能、拡張性、エンド・ツー・エンドでの低システム・レイテンシ、そしてハードウェアで対応する障害検知機能を備えたx86ベースのRapidIOシステムを導入できます。

 こうした機能と、システム全般における低消費電力は、サーバおよびクラウド・コンピューティング市場における導入の経済性を変革する可能性があります」と語っています。

 Curtiss−Wright Controls Embedded Computing社の上級副社長兼ゼネラル・マネージャであるリン・バムフォード(Lynn Bamford)氏は、「RapidIOは当社の組み込みコンピューティング戦略にとって、決め手となるインターコネクト技術です。当社のお客様は、基板上、バックプレーン間、シャーシ間における高スループットで低レイテンシ、かつ、構成が容易なピア・ツー・ピア処理クラスタのために、RapdiIOを必要としています。IDTの新たなブリッジ製品により、RapidIOをインテルのi7やその他の主要組み込みプロセッサと組み合わせることで、現在提供されているRapidIO対応プロセッサでは成し得なかったシステム全体の処理パフォーマンスとインターコネクト・パフォーマンスを実現できます」と語っています。

 新製品であるIDT Tsi721は、8個のDMA(direct memory access)と、4個のメッセージング用エンジンを提供します。それぞれが大量のデータを転送でき、16Gbpsの回線速度で動作します。これにより、マルチコア、マルチスレッドのシステムでは、コアあるいはコンテキストごとに複数のエンジンを割り当てることができます。このことで、システムレベルのソフトウェア開発を大幅に簡素化することができます。

 加えて、本製品はインテルプロセッサをシステム全体でインターコネクトし、分散マルチプロセシング環境を構築するという、魅力的な選択肢を提供します。これにより、スループット、レイテンシ、システム全体の消費電力といった点で、10GbEなどの他のインターコネクトよりも優れたパフォーマンスを実現できます。


価格と供給状況

 新製品IDT Tsi721は、現在一部顧客に対してサンプル出荷中です。
 13x13mmのFCBGAパッケージで提供しています。IDT Tsi721のボリューム出荷時の単価は49米ドルです。IDTはLinuxおよびWindows用にTsi721のソフトウェア・サポートを提供しており、評価システムは2011年第3四半期に提供開始予定です。
 IDTのRapidIO製品群についてより詳しくは、 http://www.idt.com/go/SRIO-Bridge をご覧ください。

<IDT社の概要>
 URL: http://www.idt.com/

 IDTは、デジタル・メディアの世界をより豊かにすることを常なる目標として、同社の基盤となる半導体製造経験と、重要な技術革新を組み合わせて、顧客企業のシステム上の課題解決を支援する低消費電力のミックスド・シグナル・ソリューションを開発、提供しています。カリフォルニア州サンノゼに本社を置くIDTは、設計、製造、および販売の拠点を世界中に持っています。

 IDTの株式は、NASDAQ株式市場(R)において“IDTI”の銘柄で取引されています。IDTに関する更に詳しい情報については、 http://www.IDT.comをご覧ください。
 TwitterまたはFacebookで情報発信しております。

<日本アイ・ディー・ティー合同会社 について> 
 URL: http://www.idt.com/japan/

 日本アイ・ディー・ティー合同会社(所在地: 東京都 品川区 上大崎2−24−9アイケイビルディング1階、資本金: 1億円)は、米国IDT社が100%出資し1987年に設立されました。日本アイ・ディー・ティー合同会社は、お客様のイノベーションの加速に不可欠な半導体ソリューションの設計、開発、提供におけるワールドリーダーであるIDTの日本法人です。
 通信、コンピューティング、デジタル家電分野において、技術発展のために複雑化するシステム設計の問題解決を支援します。
 システムレベルの技術知識と、広範囲にわたるさまざまな技術を統合することで、IDTは、タイミング製品、フロー・コントロール・マネジメントIC、また業界標準規格に準拠したシリアル・スイッチ製品を含め、必要不可欠な製品を提供していきます。
 ※2011年1月31日、オフィス移転のため住所変更しました。

お問い合わせ先
 日本アイ・ディー・ティー合同会社 
  電話:03−5740−3100  FAX:03−5740−3103
  東京都 品川区 上大崎2−24−9 アイケイビルディング1階


 IDTならびにIDTのロゴはIntegrated Device Technology, Inc.の商標または登録商標です。その他のすべてのブランド名、製品名およびマークはそれぞれの所有者の商標または登録商標です。



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