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ヤマハ発動機、軽量・コンパクトを追求した4ストローク船外機「F25G」を発売
軽量・コンパクト、始動性に優れた4ストローク船外機
「F25G」新発売
ヤマハ発動機株式会社では、軽量・コンパクトを追求した4ストローク船外機「F25G」を開発し、2017年1月9日より発売します。
「F25G」は、新たに設計した総排気量432cm3、直列2気筒 SOHCのエンジンを採用。徹底した軽量・コンパクト設計を進め、当社の既存モデル(F25D)と比較して、約20kgの重量減、4ストローク船外機としては25馬力クラス最高レベルの軽量化を実現しました。
また、バッテリーレス・フューエルインジェクションを採用し、卓越した始動性能を発揮するほか、新設計のキャリーハンドルやマルチファンクション・ティラーハンドル(F25GWHL)など、扱いやすさや操作性を向上させました。環境対応の面では、米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値、米国環境保護庁(EPA)の2010年度規制値、欧州連合マリンエンジン規制値(EU marine emissions standards)をクリアしています。
※製品画像・製品概要は添付の関連資料を参照
【開発背景】
25馬力の船外機は、小型漁船や養殖作業船、またインフレータブルボートをはじめとする小型プレジャーボートの主機として、国内外で幅広く使用されています。このほど開発した「F25G」は、ヤマハ船外機としての高い信頼性、耐久性はそのままに、大幅な小型・軽量化を実現。これまで重量バランスの影響で搭載できなかったボートに対しても搭載の可能性を広げ、また同クラスの2ストロークから4ストローク船外機への換装を容易にするなど、用途の幅をさらに広げています。
また、25馬力の船外機は可搬型ボートに搭載されるケースも多いことから、「F25G」の開発では保管や持ち運びにおける利便性も追求し、ポータブル船外機としての性能を向上させています。
【主な特長】
●軽量・コンパクト設計
・新設計のパワーヘッド、ブラケット、ドライブユニットは各所において徹底した軽量化を実現。搭載可能なボートの選択幅を広げたほか、ポータブル船外機として持ち運びも容易にしました。
●優れた始動性と加速性
・燃料供給システムに新たにバッテリーレス・フューエルインジェクションを採用。過酷な使用環境下でも優れた始動性を発揮するとともに、加速性能を高めました。
●可変式トローリングシステムを採用
・「可変式トローリングシステム」を採用し、約50回転ごとにトローリングスピードの調整が可能です。
●幅広い用途に対応する仕様設定とオプション
・操縦方法やエンジン始動方式の違いにより3バリエーションを設定。また、標準のティラーハンドル仕様「F25GWHL」に加え、「F25GETL」には専用のロングタイプのティラーハンドルをオプション設定しています。
●優れた操作性
・「F25GWHL」には新設計のマルチファンクションティラーハンドルを採用(「F25GETL」にはロングタイプをオプション設定)。スタータスイッチ、キルスイッチ、シフトレバー、可変式トローリングシステムのスイッチなどをグリップハンドル付近に集中させ、操作性を高めました。
●保管や運びやすさを追求
・船外機を寝かせての保管を考慮し、床と船外機の接触部分を傷から守るパッドを2カ所に取り付けています。
・新設計のキャリーハンドル、およびグリップを計4カ所に設置し、持ち運びやすさを向上させました。
【主要諸元】
※添付の関連資料を参照
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「ヤマハ発動機カスタマーコミニュケーションセンター」
(フリーダイヤル 0120−090−819)」へお寄せください。