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JR東海、在来線ホーム可動柵を開発

2016-12-17

在来線ホーム可動柵の開発等について


 ホームの可動柵については、これまで、東海道新幹線に適合した可動柵を開発し、のぞみ停車駅への設置を進めてきました。
 一方、在来線については、車種や編成両数が多様で、ドア位置が異なることから、当社在来線ホームの実情に適合した可動柵について、検討・開発を続けてきました。
 今般、この開発を進め、開口部の幅が4m強の可動柵を試作し、動作試験を行った後、平成30年初より東海道本線金山駅(予定)において実証試験を行うこととしました。これにより、金山駅刈谷駅の東海道本線ホームに可動柵を設置することを目指します。
 内方線付き点状ブロックについては、国土交通省から目安として示されている乗降1万人以上の駅の整備を既に完了しています。さらに今回、乗降3千人以上の駅の整備を前倒し、平成30年度中に完了することとしました。

1.当社在来線に適合した可動柵の開発
(1)開発背景
 ・当社の在来線車両には、電車と気動車の2つがあります。また、その中でも特急用、快速/普通用など様々な種類があり、ドアの位置や数が異なるため、可動柵の設置が難しいことが課題です。

(2)開発内容
 ・東海道新幹線と同様に、左右に開閉するタイプの可動柵です。
 ・今回試作する可動柵は、車両のドアの数が3つですが、形式や種類により位置が異なる、名古屋地区の快速/普通電車が停車するホームを対象としており、開口幅は、他社の在来線で実用化されているものより広い、4m強です。
 ・試作機は、メーカー工場内等で動作試験を行った後、東海道本線金山駅において、平成30年初から実証試験を実施する予定です。
 ・この開発により、階段脇など狭隘な箇所があるため、転落検知マットを設置している金山駅刈谷駅の東海道本線ホームに可動柵を設置することを目指します。
 【金山駅】今後5年程度で設置することが目標。
 【刈谷駅】駅改修工事を行う計画について、市と協議中であり、この改修工事に合わせて設置する方向。

2.内方線付き点状ブロックの整備前倒し
 ・乗降1万人以上の44駅については、既に整備を完了しています。
 ・乗降3千人以上1万人未満の駅については、計画を前倒して整備します。
  【5千〜1万人の未整備10駅】H29年度中に完了(3年前倒し)
  【3千〜5千人の未整備12駅】H30年度中に完了(2年前倒し)

 ※別紙は添付の関連資料を参照





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東海道新幹線 東海道本線 気動車 金山駅 備前 刈谷

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