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ブリスコラ、API管理ソフト「Kong」のエンタプライズ向け製品を販売開始
ブリスコラ、API管理ソフト「Kong」の
エンタプライズ向け製品を2017年1月から販売開始
−Kong開発の米Mashape社が認定する国内初のパートナー
クラウドコンピューティング専門の事業企画・開発の株式会社ブリスコラ(本社:東京都港区、代表取締役:末貞 慶太郎、以下、ブリスコラ)は、米Mashape社(本社:米カリフォルニア州、CEO:Augusto Marietti、以下、Mashape)が認定するパートナーとして国内で初めて、API管理ソフトウェア「Kong」のエンタプライズ向け製品を中核とした「Mashape Enterprise(以下、本製品)」の販売を、2017年1月より開始いたします。
APIは、もともとプログラム同士をつなぐ技術でしたが、インターネットを介して利用できるようになり、ビジネスとビジネスをつなぐ技術として注目され始めました。タクシー配車ビジネスで知られるUber(ウーバー)は、配車ビジネスそのものをAPIとして公開し、他社が利用可能にしたことから、レストラン、ホテル、地図情報等周辺サービスでの活用が進み、ビジネスが拡散しました。このようなAPIを活用したビジネスはAPIエコノミーと呼ばれ、今後の重要な企業戦略の一つとなっています。
API連携を容易にする「Kong」は、Mashapeが開発したAPI管理ソフトで、2015年4月にオープンソース化されました。「Kong」はこれまで米国を中心に、物流・金融等さまざまな企業での採用が進んでおり、今後は日本でも活用が進むものと見られています。オープンソースソフトである「Kong」は、無料でダウンロードし使用することができますが、実際は、設計・開発や運用段階で技術サポートが必要となる場合が多く、Mashape自身が有償で品質を保証し支援を行う、安全性の高い製品提供と技術サポートへのニーズが高まっていました。
一方で、ブリスコラは、2016年6月に、国内で初めて企業向けに、「Kong」の商用サポートサービス(技術サポートや保守等)を行う事業を開始しており、これまでにアサヒ電子株式会社の睡眠モニタリングシステム、福島県会津若松市で総務省が進める医療IoTサービス事業において「Kong」の導入、支援を行ってまいりました。APIを活用した新しいデジタルビジネスが急拡大する中、より付加価値の高いソリューションを提供するため、このたび、Mashapeとパートナー契約を締結し、2017年1月より、「Mashape Enterprise」の販売を開始いたします。
ブリスコラは、販売代理店として本製品の販売を進めるとともに、製品に関するトレーニング、APIを活用したビジネス展開へのコンサルティング、各種プラグインの設計・開発等、周辺サービスを提供していく方針です。
■Mashape Enterprise 概要
Mashape Enterpriseは、API管理ソフトウェア「Kong」を企業レベルでサポートするエンタプライズ向け製品「API Gateway」に、「Developer Portal」、「API Analytics」の2つを加えた、企業のAPI活用とマイクロサービスの統合プラットホームです。マイクロサービスは、変化の早い事業環境において、サービスやアプリケーションの新規展開や変更に柔軟に対応できるアーキテクチャーとして、大きな注目を集めています。
・API Gateway
オープンソース型のAPI管理ソフトウェア「Kong」をベースに商用化したソフトウェアです。APIを安全に実行・運用するために、認証やアクセス制御機能、レート制限等のトラフィック制御機能、ログの取得やモニタリング機能等、API管理に求められる機能を標準で装備しています。
・Developer Portal
APIの公開・管理から、API開発者とのエコシステム構築のためのポータルサイト管理ソフトウェアです。お客様のブランドやカラーに合わせて、ポータルサイトを柔軟にカスタマイズできる他、レビューやフォロー等のコミュニティ機能、SwaggerやAPI Blueprintで作成したドキュメントをインポートする機能等を提供しています。
・API Analytics
APIの使用・実行状況やAPIの価値に関わるトラフィック、登録者数等をリアルタイムにモニタリング・分析するためのソフトウェアです。APIのログ監視やデバッギングツールとしても使用することができます。
*リリース詳細は添付の関連資料を参照
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