Article Detail
東芝、水素燃料電池船向けに純水素燃料電池を納入
水素燃料電池船向けに純水素燃料電池を納入
当社は、野村不動産グループのNREG東芝不動産株式会社(以下、NREG東芝不動産)と国立大学法人東京海洋大学(以下、東京海洋大学)から、両社が共同研究をしている実験船「らいちょうN」に搭載する純水素燃料電池を受注し、このたび納入しました。
今回当社が納入したのは、出力3.5kWの定置用純水素燃料電池2台です。純水素燃料電池は、水素をそのまま燃料とするため、CO2を発生させずに発電することができるほか、短時間で発電を開始することが可能です。
NREG東芝不動産と東京海洋大学は2020年の水素燃料電池船の実運用化を目指しています。今回「らいちょうN」に純水素燃料電池が搭載され、10月に実船試験が開始されました。
NREG東芝不動産および東京海洋大学は、本試験を通して純水素燃料電池の海上での使用における課題抽出を行います。また、本試験から得られた成果は、国土交通省が進めている燃料電池船の安全ガイドラインの策定にも活用される予定です。
当社は、今後も水素の製造から利活用までさまざまな水素関連技術の開発を進め、水素社会の実現に貢献していきます。
■今回納入した製品の写真
※添付の関連資料を参照
以上