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サカタのタネ、春から初夏どりの晩抽性一本ネギ新品種「初夏扇」の種子を発売

2016-11-23

春から初夏どり、晩抽性一本ネギ新品種『初夏扇』の種子を発売
4月下旬から5月上旬に葉色のよい高品質な青果を収穫、管理しやすく作業性よし


 サカタのタネは春から初夏にかけて花芽(ねぎ坊主)が上がりづらく、高品質な青果を収穫できる晩抽性(※1)の一本ネギ(※2)のF1(◇)新品種『初夏扇』(しょかおうぎ)=写真=の種子を発売します。

 ◇「F1」の正式表記は添付の関連資料を参照

 『初夏扇』は合黒系(※3)一本ネギで中早生品種。
 最大の特徴は、春でも花芽が上がりにくい晩抽性において従来品種よりも優れていることです。春どり、および初夏どり栽培に適しています。一般的にネギは、植物としての生理的な特性上、冬を越し、日が長くなり、気温が上がりはじめる春から初夏にかけて、花芽が上がりはじめます。花芽が上がりはじめると身が固くなり品質が悪化し、出荷できなくなります。供給減により、この季節は市場価格が高値で安定するため、高品質な青果を収穫できる晩抽性の新品種の登場が期待されていました。『初夏扇』はこうしたニーズに応えることをコンセプトに開発されました。
 『初夏扇』は晩抽性とともに、青果の品質と作業性のよさ、畑の管理のしやすさなども兼ねそろえています。品質面では、同時期に収穫される他の一本ネギに比べて葉色が濃くて見栄えがします。
 作業性では、栽培中の葉折れ(※4)が少ないため、土寄せなどの管理がしやすいほか、葉が横に広がらず立ち気味に生育する立性の性質を持つため、出荷時の機械化に対応しやすいです。加えて、気温が上がりはじめる5月以降は、ネギの葉鞘と葉身(※5)の境目にあたる襟部(えりぶ)がさける「襟割れ」という症状が出やすくなりますが、『初夏扇』は生育が穏やかなため、これが出にくいことも特徴です。生産者は余裕をもった収穫スケジュールを組むことができるほか、出荷ロスを軽減できます。なお開発には約10年以上かかっています。
 『初夏扇』の希望小売価格(※6)は、1dl入袋9,250円(税抜)、ペレット6,000粒入り1袋6,400円(税抜)、初年度販売目標額は、8,000万円です。2017年1月から販売を開始します。

 *参考画像・参考資料は添付の関連資料を参照


●読者や視聴者の方のお問い合わせ先:
 野菜統括部
 電話 045−945−8804



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