エンカレッジ・テクノロジ、システム操作証跡管理ツール「ＥＳＳ　ＲＥＣ」などの新オプションを発表

エンカレッジ・テクノロジ、ＥＳＳ　ＲＥＣ、Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒの新機能
「Ｒｅｍｏｔｅ　Ｓｅｎｓｏｒ　Ｏｐｔｉｏｎ」を発表
−　ＢＣＰ対策の見直しで拡大するリモートアクセス環境のセキュリティを確保　−


　システム運用のリスク管理ソリューションを提供するエンカレッジ・テクノロジ株式会社（本社　東京都中央区／代表取締役社長　石井進也　以下　当社）は、システム操作証跡管理ツール「ＥＳＳ　ＲＥＣ」、リモートメンテナンス操作の証跡管理ツール「Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒ」の新オプション「Ｒｅｍｏｔｅ　Ｓｅｎｓｏｒ　Ｏｐｔｉｏｎ」を発表します。
　ＥＳＳ　ＲＥＣ、Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒは、システム操作内容を動画と画面表示文字、ウィンドウタイトル、画面操作内容など２０項目以上のテキスト情報を取得することで、克明な操作記録として管理し、不正操作、誤操作を効果的に発見し対処できるのが特徴であり、これまでに大手企業を中心に約３５０社に導入いただいております。

　図１．ＥＳＳ　ＲＥＣ／Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒの克明な操作記録
　　※添付の関連資料を参照

　今回発表いたしましたＲｅｍｏｔｅ　Ｓｅｎｓｏｒ　Ｏｐｔｉｏｎは、ＥＳＳ　ＲＥＣ／Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒを利用した操作記録取得環境において、常駐エージェントが搭載されていないＷｉｎｄｏｗｓサーバーへリモートでの操作を行う際、画面表示された文字列を取得する拡張機能です。
　Ｗｉｎｄｏｗｓサーバーへのリモート接続には、リモートデスクトップ接続（ＲＤＰ）を用いる場合が一般的ですが、ＲＤＰの仕様上、リモートサーバーのデスクトップ画面を画像情報としてのみ受信するため、表示された文字情報など、画面以外の情報を取得することができません。
　Ｒｅｍｏｔｅ　Ｓｅｎｓｏｒ　Ｏｐｔｉｏｎは、リモートサーバーにリモート接続時のみに起動する必要最低限のモジュールを配置することで、ＲＤＰ接続先の操作記録を取得することを可能にしています。


■Ｒｅｍｏｔｅ　Ｓｅｎｓｏｒ　Ｏｐｔｉｏｎの特徴
・取得対象のＷｉｎｄｏｗｓサーバーでは必要最小限のプログラムを配置、リモート接続時にのみ稼働し、切断後にプログラムは終了するため、サーバーに対する影響はほとんどありません。
・多重リモート接続（リモート接続先のデスクトップからさらに別のＷｉｎｄｏｗｓサーバーにリモートで接続）においても、すべての接続先サーバーの情報を取得可能です。
・自動アップデート機能により、接続した時点で常に最新のモジュールに反映されるため、バージョンアップの手間がかかりません。
・接続したサーバーのコンピュータ名、ＩＰアドレス、ログインユーザー名についても記録できます
　（ただしＥＳＳ　ＲＥＣ　Ｖ５．０以降、Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒ　Ｖ５．０以降の場合）

■Ｒｅｍｏｔｅ　Ｓｅｎｓｏｒ　Ｏｐｔｉｏｎの出荷に関するご案内
・出荷開始予定：２０１１年５月末
・参考価格　　　：接続先のサーバーが５０台の場合、１５０万円（税別）

　・保守料金が別途発生します。
　・利用にはＥＳＳ　ＲＥＣまたはＲｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒが必要です。
　・対応バージョンはＥＳＳ　ＲＥＣ　Ｖ４．０以降、Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒ　Ｖ４．０以降、Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒ　ｆｏｒ　Ｍｕｌｔｉ　Ｓｅｓｓｉｏｎ　Ｖ２．０以降

　当社では、震災を契機に高まるＢＣＰ（事業継続計画）の見直しの一環として在宅勤務の導入や拡大、データセンター移転に伴う遠隔地からのシステム操作など、リモートアクセスの機会が今後増加すると考えています。
　リモートアクセス環境においては、人による監視や入退室セキュリティの実施で不正侵入を防ぐなど、従来の方法による不正行為やセキュリティ違反の監視・監督が難しくリスクが高いことから、操作内容を監視するとともに、克明な記録を取得して点検を行うことで、セキュリティリスクを低減させる必要があります。
　Ｒｅｍｏｔｅ　Ｓｅｎｓｏｒ　Ｏｐｔｉｏｎ　をＥＳＳ　ＲＥＣおよび　Ｒｅｍｏｔｅ　Ａｃｃｅｓｓ　Ａｕｄｉｔｏｒと合わせて利用することにより、このようなリモートアクセス環境において従来は困難であった、リモートサーバー上のデスクトップで行われるユーザー操作内容の克明な情報を記録することを可能とし、今まで以上に確固たるセキュリティ脅威・不正操作に対する対策を実現できます。


　図２．Ｒｅｍｏｔｅ　Ｓｅｎｓｏｒ　Ｏｐｔｉｏｎの仕組み
　　※添付の関連資料を参照


＊会社概要は添付の関連資料を参照