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積水化学と福井県、農業研究に関する連携協定を締結
福井県と農業研究に関する連携協定を締結
〜「水田管理の省力化」や「園芸ハウスの省エネ化」に関する実証試験を共同実施〜
積水化学工業株式会社(代表取締役社長:高下貞二(◇)、以下「当社」)の環境・ライフラインカンパニー(プレジデント:久保肇)と福井県は本日、低コストで収益性の高い農業経営の実現と環境にやさしい農業の推進を目的とした農業研究に関する連携協定を締結し、調印式を行いました。
超高齢社会、人口減少社会の到来や、TPP交渉の大筋合意を受けて、農業の生産性向上が大きな課題となり、省力化や未利用熱の活用等の新技術等に注目が集まっています。本連携協定に基づき、福井県のフィールドにて両者のノウハウを活用した2件の実証試験(一部開始済)を推進していきます。
◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照
1.実証試験(2件)の概要
(1)高度水利用型水田農業実証試験
当社のICTを活用した多機能型自動給水機「水(み)まわりくん」を水田に設置し、水田水管理の自動化や遠隔操作化等による省力化効果や、米の品質向上等への効果を検証しています。
水管理の省力化効果や米の品質向上等への効果が、大区画化圃場における農業経営を容易にし、生産コスト削減や収量拡大につながります。
・事業主体:北陸農政局九頭竜川下流農業水利事務所
・事業期間:2015年4月〜2018年3月(予定)
・実証場所:イーノなかのはま100(福井県あわら市中浜14−11)※水まわりくん51箇所設置
*参考画像は添付の関連資料を参照
(2)地中熱活用暖房システムによる園芸作物の周年栽培技術実証試験
当社の未利用エネルギー活用システム「エスロヒート地中熱(水平型)」を園芸ハウスに導入し、暖房システムの省エネ効果、CO2削減効果を検証し、寒冷地域における園芸作物の効率的な周年栽培技術の確立を目指します。
・事業主体:
福井県スマート園芸省エネ技術実証協議会
<事業主体の構成(役割)>
福井県農業試験場(栽培技術)、福井県農林水産部生産振興課(栽培技術普及推進)
カネコ種苗株式会社(栽培プラント)、当社(地中熱利用システム)
・事業期間:2016年4月〜2019年3月
・実証場所:福井県農業試験場内園芸ハウス(福井県三方郡美浜町)
*リリース詳細は添付の関連資料を参照
■本件に関するお問い合わせ先
積水化学工業株式会社
〒105−8450 東京都港区虎ノ門2‐3‐17(虎ノ門2丁目タワー)
【一般のお客様】
環境・ライフラインカンパニー 管材営業部
TEL:03−5521−0833
FAX:03−5521−0837