ＪＲ東日本グループ、東日本大震災からの復興に向けた取り組みを発表

〜ＪＲ東日本は復興に向けた様々な取り組みを実施します〜


　東日本大震災により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
　ＪＲ東日本グループでは、東日本大震災からの復興に向けて被害を受けられた皆さま、地域が、一日も早く元気になられるよう様々な復興・応援策を実施してまいります。


１．復興・応援策「つなげよう、日本。」
（１）復興支援にあたる方々の移動に関するサポート（別紙１）
　被災地のボランティアなど復興支援にあたる方々に、被災地からのお帰りの際にご利用いただける「やまびこ自由席片道きっぷ」を発売いたします。具体的には、仙台〜盛岡間の新幹線停車駅等から東京都区内までの片道タイプで、約半額で「やまびこ」号自由席がご利用いただけます。

（２）「ＪＲ東日本パス」の発売（別紙２）
　東北をはじめとした東日本エリアの観光地を元気にするとともに、復興支援・お見舞い・帰省等の様々な移動をサポートすることを目的として、「ＪＲ東日本パス」（おとな１０，０００円）を発売いたします。ＪＲ東日本全線の新幹線・特急列車の普通車自由席が乗り降り自由となり、また、あらかじめ予約をいただければ、普通車指定席（「はやぶさ」号を含む）が２回までご利用いただけます。
　有効期間１日タイプですので、日帰りのほか、往路と復路の利用日に購入し目的地に数日滞在するなど、フレキシブルにご利用いただけます。

（３）青森デスティネーションキャンペーンの開催　〜がんばろう日本！　がんばろう東北！〜（別紙３）
　ＪＲグループでは、「青森から東北を元気にしたい」「観光の力で、日本を明るくしたい」という思いをこめて、青森県、青森県観光連盟、青森県に隣接する秋田県五市町（大館市、能代市、八峰町、小坂町、藤里町）の各自治体および関係事業者等と連携し、「青森デスティネーションキャンペーン」を予定どおり開催することとし、４月２３日にスタートしました（７月２２日まで）。

（４）ホテルグループ特別宿泊プラン（別紙４）
　ＪＲ東日本ホテルズの加盟ホテルでは、年間を通じて様々なプランをご提供いたします。
　第１弾は、ネット予約限定で、６月３０日（木）までの期間限定特別宿泊プランをご提供し、東北地方へ、また東北地方からのご旅行を慫慂します。また、夏に向かってのレール＆ホテルプランも検討中です。


２．復興・応援策「日本を元気に」
（１）応援産直市
　震災による被害や風評被害に加え観光産業への打撃などを受けつつも、避難者の受け入れなどに貢献している東日本エリアの各県、地域を応援する産直市を、上野駅など東京地区および地方の主要駅、駅ビルなどで開催いたします。
　５月２６日（木）〜２８日（土）には上野駅で新潟県の産直市の開催を予定しており、６月以降も年間を通じて定例的に実施してまいります。

（２）エキナカにおける応援施策
　駅のコンビ二「ＮＥＷＤＡＹＳ」の首都圏主要店舗においては、震災により被害を受けた地域を応援するため、東北地方の土産品を販売しています。
　６月１日からは現状の３０店舗から１０７店舗に、取扱商品も１３品目から１５品目に拡大して実施してまいります。
　また、地方のエキナカ店舗においても、地元名産品に加え、東北地方の土産品を販売してまいります。

（３）ホテルメトロポリタンにおける「食の応援プロジェクト」
　ホテルメトロポリタン（池袋）、ホテルメトロポリタン丸の内（東京）、ホテルメトロポリタンエドモント（飯田橋）においては、被災地域や東北各県の四季折々の食材を使った料理や地酒などをご提供する「食の応援プロジェクト」を開催し、青森県や岩手県産の食材を使った特別メニューを５月１５日（日）から６月３０日（木）までご提供します。
　７月以降も引き続き、宮城県など東日本エリアの地域の食材を使用した魅力あるメニューを年間を通じてご提供してまいります。

（４）東北応援駅弁大会
　震災により被害を受けた地域を応援するため、首都圏および地方の主要駅において、「東北応援駅弁大会」を開催いたします。
　５月１４日（土）、１５日（日）および２８日（土）、２９日（日）には東京駅で、５月１５日（日）、２２日（日）、２９日（日）には山形駅で、開催いたします。今後も引き続き、開催してまいります。

（５）駅ビルにおける復興応援キャンペーン
　駅ビル各社においても、復興応援キャンペーンを開催いたします。地産品を販売する物産展、レストランでの応援メニューの提供、セール等における東北関連商品（宿泊券や地産品等）のプレゼント等、様々な形で応援いたします。
　また、被災地の駅ビル等に出店しているテナントに、一定期間、首都圏で販売箇所を提供するほか、７月のセール時期に合わせて、チャリティーバーゲン等を実施してまいります。
※ＪＲ　東日本等の社員食堂においても被災地及び風評被害に対する応援メニューを設定しています。


３．その他
（１）被災地域の採用者の拡大
　当初、２０１２年度の採用計画については、１，７００人程度としておりましたが、今回、青森県、岩手県、宮城県、福島県及び茨城県等の被災地の方や、大震災の影響により内定取消しになった方を対象に、採用規模を１００人増とし、全体で１，８００人程度とします。

（２）義援金等による応援
１）びゅう旅行商品を通じた被災地支援のための義援金の拠出
　「青森デスティネーションキャンペーン」の開催にあわせ、キャンペーンエリアに向けた企画旅行商品の代金の一部を、義援金として寄付させていただきます（対象商品参加のお客さまお一人につき、１，０００円）。
２）「はやぶさ」号グランクラス料金の一部を義援金として供出
　当分の間、「はやぶさ」号グランクラス料金の一部を、義援金として寄付させていただきます（お客さまお一人につき、５，０００円）。
３）ホテルグループ・エキナカ店舗での各種フェア・駅弁大会による義援金の拠出売上の一部を、義援金として寄付させていただきます。


　※別紙は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照