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NTTコムと日本カーソリューションズ、人工知能を活用した危険運転の自動検出に成功

2016-09-28

人工知能(AI)を活用した危険運転の自動検出に成功
ディープラーニング活用で高精度検出を自動化。運転手への教育強化や事故軽減を実現へ〜


 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下:NTT Com)および日本カーソリューションズ株式会社(以下:NCS)は、2016年9月に、車両から取得した各種データ(ドライブレコーダーや速度など)を人工知能(AI)により解析する共同実験により、交通事故の原因となり得る危険な運転を高精度で自動検知することに成功しました。今後両社は、路面や交通状況など、AIにより自動認識できる対象を拡大するとともに、映像やセンサー情報のビッグデータ解析を進め、危険運転の検知・解析の高度化を目指してまいります。
 本実験では、NTTサービスエボリューション研究所(以下:NTT研究所)の移動状況推定技術(*1)を用いたAIにより、ドライブレコーダーなどで記録される時系列のマルチモーダルデータ(*2)を分析することで、飛び出してくる自転車などとの接触事故となりかねない危険な運転を約85%の精度で自動検出することに成功しました。このような「出会い頭」の事故は、交通事故の発生状況のうち「追突」に次いで2番目に多く、約24%を占めています。(*3)
 なお本AIは、「corevo(TM)(コレボ)」(*4)を構成する技術の一つです。

1. 背景
 NCSは、カーリースを契約している企業のお客さまに、安全運転促進のための自動車IoTツールとして「NCSドライブドクター(R)」(*5)を提供しています。このサービスのオプションとして提供している「NCS交通安全プログラム」の映像解析サービスでは、現在専任スタッフが、多くの時間を要しながら、車載器に記録された膨大な映像データの中から、「交通違反」「ヒヤリ・ハット」などの危険運転シーンを抽出し分類する作業を行っています。
 NTT Comは、2015年より時系列ディープラーニング(*6)技術を活用したAIの映像解析への活用に取り組んでおり、これまで警備会社との不審動作・不審者検知実験(*7)や、電機メーカーとの広エリアにおける不審者追跡実験(*8)などを行ってきました。これらの成果とNTT研究所のAI技術である移動状況推定技術を活用することで、映像や速度などマルチモーダルで時系列なデータから、危険運転を自動で判別し、人が実施する作業をより早く・正確に実施できると考え、両社で実験を開始しました。

 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照




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