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川崎重工、LPG運搬船「PYXIS ALFA」が進水
LPG運搬船「PYXIS ALFA」が進水
川崎重工は、9月22日(木)午前11時15分、神戸工場においてKUMIAI NAVIGATION(PTE)LTD(クミアイ ナビゲーション プライベート リミテッド)向けLPG運搬船「PYXIS ALFA(ピクシス アルファ)」(当社第1725番船)の命名・進水式を行います。
本船は、当社が開発したSEA−ARROW船型の82,200m3型LPG運搬船で、進水後岸壁にて艤装工事を行い、来年5月に竣工し、引き渡す予定です。
本船の工程、主要目ならびに特長は次のとおりです。
1.工程
・進水:2016年9月22日
・竣工:2017年5月
2.主要目
・全長:約230.00m
・長さ(垂線間長):226.00m
・幅(型):37.20m
・深さ(型):21.00m
・夏期満載喫水(型):11.20m
・総トン数:約47,300トン
・載貨重量トン数:約53,677トン
・主機関:
川崎−MAN B&W 7S60ME−C8.2 X 1基
連続最大出力 13,100kW X 89回転/分
・定員:29名
・船級:日本海事協会
・船籍:シンガポール
・航行区域:遠洋(国際)
<特長>
1)本船には、当社が開発した船首形状(SEA−ARROW)を採用し、船が航走する際に船首部に発生する波を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図っています。
2)主機関には、省燃費型の電子制御式超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関を採用し、さらにプロペラ周りにカワサキフィン付ラダーバルブならびにコントラフィン付セミダクトを装備することにより、燃料消費量の低減を図っています。
3)低温で液化された石油ガスを積むため、低温収縮を吸収できる防熱された独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設けています。
4)貨物タンクには、−46℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材を使用し、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱を施しています。
5)本船は、新パナマ運河の規則に対応した船型・設備を有しています。
以上