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興和、挿入器付眼内レンズ「アバンシィ プリロード1P」を発売
アバンシィ(TM)シリーズ初!
光学部・支持部一体型の“ワンピース型”眼内レンズを開発
挿入器付眼内レンズ「アバンシィ(TM)プリロード1P」新発売
興和株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:三輪芳弘(◇))は、白内障治療に用いられるアクリル製眼内レンズと挿入器具を組み合わせた「アバンシィ(TM)プリロード1P」を、2016年9月16日より海外に先駆けて日本国内で発売いたします。
◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照
折りたたみ可能な眼内レンズ「アバンシィ(TM)」シリーズは、2006年の発売以来、使いやすいインジェクター(挿入器)と高品質な「スリーピース型」のレンズ(下図)として、医療現場から高く評価されてきました。
このたび、アバンシィの長所を引継ぎつつ、現在主流となりつつあるレンズ部分と支持部部分が一体となった「ワンピース型」のレンズと、これを挿入する専用のインジェクターを自社開発し、「アバンシィ プリロード1P」として新たに上市するに至りました。
「アバンシィ プリロード1P」は、眼内レンズが装填された挿入器付眼内レンズです。あらかじめレンズが挿入器に装填されていますので、医師がレンズを挿入器に装填する操作が不要となり、レンズに直接触れることなく、より清潔・簡便に手術を行うことができます。操作方法もシンプルで、煩雑な手順は不要です。さらに、従来のスリーピース型と比較して、手術に必要な切開創口幅が小さくできることから、より良好な手術結果に貢献で
きるものと考えられます。
「アバンシィ」シリーズはグローバル製品を目指しており、現在は日本の他、ドイツ、イタリア、スイスで販売されています。なお、「アバンシィ プリロード1P」は日本での上市後、2017年に欧州での上市を予定しています。
※参考画像は添付の関連資料を参照
■アバンシィ(TM)プリロード1Pの製品特性
・Japan Quality〜シンプルなインジェクター(挿入器)
シンプルな操作性と軽く滑らかな押し出し感のインジェクター。
・Japan Quality〜高品質なレンズ
こだわりのレンズ形状、素材、加工工程により、長期透明性の維持が期待されるレンズ。
・独自の非球面設計
マイルドな球面収差補正で、術後の明視域を広く維持するコンセプトの非球面レンズ。
■白内障とは
白内障は眼の中の「水晶体」と呼ばれる組織が濁って物が見えにくくなる病気です。水晶体の濁りは加齢の影響が大きく、個人差はありますが早い人では40代から、80代以上では大部分の人で濁りがみられます。主な自覚症状は視界がかすむ、物が見づらい、まぶしい、視力の低下などです。
■白内障の治療
見づらいことで日常生活に支障がある場合は手術を検討します。手術は、黒目(角膜)と白目(強角膜)の境目部分を小さく切開し、手術装置を用いて濁った水晶体を取り除いてから、代わりに「眼内レンズ」と呼ばれる直径6mm程度の人工レンズを折りたたんで挿入する方法が一般的です。眼内レンズは水晶体の替わりとなるもので、切開したところから専用インジェクターを挿入し、水晶体嚢内に設置します。日本国内での年間手術件数は、100万件以上実施されており増加傾向にあります。
※製品概要などリリース詳細は添付の関連資料を参照