日本ＴＩ、高効率・高精度の１８Ｖホットスワップ・コントローラーを発表

日本ＴＩ、高効率、高精度の
１８Ｖホットスワップ・コントローラを発表

最高３ｍｍ角と小型のＱＦＮパッケージで、
サーバーおよび通信用装置の保護に役立つ高効率のコントローラ製品


　日本テキサス・インスツルメンツは、サーバーおよび通信用装置において、過電流、過電圧および短絡などへの保護を提供する電力制限機能を内蔵した、業界で最も小型の１８Ｖ　ホットスワップ・コントローラである『ＴＰＳ２４７２０』を発表しました。この新製品は３ｍｍ角の標準ＱＦＮパッケージにプログラマブルのＦＥＴの安全動作領域（ＳＯＡ）保護機能を内蔵、システムの信頼性向上およびホット・スワップ機能の設計簡素化に役立ちます。

　製品に関する情報はこちらからも参照できます。
　●『ＴＰＳ２４７２０』の詳細：　http://www.tij.co.jp/tps24720-pr


＜電流モニタリング機能付きの電源保護を提供＞
　『ＴＰＳ２４７２０』は突入電流を最小化し、故障を発生する可能性を持つ過渡現象から負荷およびＦＥＴを保護します。『ＴＰＳ２４７２０』に内蔵されたプログラマブルの電流制限機能は、外付けのＮチャネルＭＯＳＦＥＴの制御および、精密な電流モニタリング機能を提供します。また電流制限スレッシュホールドを２５ｍＶに設定した場合、同程度の精度を提供する市販のデバイスと比較して、電流センス抵抗による電力損失を５０％低減できます。『ＴＰＳ２４７２０』のアナログ電流モニタリング機能は、電流データをリアルタイムで『ＭＳＰ４３０（ＴＭ）』ウルトラ・ローパワー・マイコンおよび、ＴＩの『ＵＣＤ９０８１』電源シーケンサに送り、システムの総合的な動作のモニタリング機能を実現します。


＜『ＴＰＳ２４７２０』の主な特長と利点＞
　●広い入力電圧範囲：　２．５Ｖ　〜　１８Ｖ
　●柔軟な設計を提供：　プログラマブルのＦＥＴのＳＯＡ電力制限および、フォールト・タイマを内蔵
　●プログラマブルの電流ゲインを搭載していることから、バランスの取れた効率と精度を実現
　●精密な電流モニタリング機能を提供


＜価格および供給について＞
　『ＴＰＳ２４７２０』コントローラは量産出荷中で、ＴＩおよび販売特約店から供給されます。パッケージは３ｍｍ角の１６ピンＱＦＮです。１，０００個受注時の単価（参考価格）は、１．５ドルです。『ＴＰＳ２４７ｘｘ』ファミリーのその他の製品としては、新型の『ＴＰＳ２４７００』および『ＴＰＳ２４７０１』があります。これらのデバイスは、小型の８ピンＭＳＯＰパッケージで供給される簡素で精密なコントローラであり、１，０００個受注時の単価（参考価格）は、１．１０ドルです。また、『ＴＰＳ２４７１０』、『ＴＰＳ２４７１１』、『ＴＰＳ２４７１２』および『ＴＰＳ２４７１３』はプログラマブルのＦＥＴのＳＯＡ保護機能を内蔵、１０ピンＭＳＯＰパッケージで供給され、１，０００個受注時の単価（参考価格）は、１．２５ドルです。

※ＭＳＰ４３０はＴｅｘａｓ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。


＜『ＴＰＳ２４７ｘｘ』ファミリーの特性表＞
　※添付の関連資料を参照


【テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて】
　テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼ＣＥＯ：リッチ・テンプルトン、略称：ＴＩ）は、世界を「もっと便利に、安全に、環境にやさしく、健やかに、そしてもっと楽しく」する可能性を広げるため、半導体の技術革新を通じて８万社にのぼるお客様を支援しています。当社は「より良い未来を築く」という責務を果たすことを念頭に、半導体製品の製造から当社従業員への対応、地域貢献にいたるまでの全ての活動にあたっています。
　当社の情報はホームページ（　http://www.tij.co.jp　）をご参照ください。

　日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：和田健治、略称：日本ＴＩ）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（　http://www.tij.co.jp　）をご参照ください。


　※製品画像は添付の関連資料を参照


◇読者向けお問い合わせ先
　日本テキサス・インスツルメンツ株式会社　　
　プロダクト・インフォメーション・センター（ＰＩＣ）
　ＵＲＬ：　http://www.tij.co.jp/pic