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JTB・パナソニック・ヤマトHD、訪日外国人客向け「手ぶら観光支援サービス」の実証実験開始

2016-09-02

〜もっと自由に日本を楽しんでいただくために〜
訪日外国人客向け「手ぶら観光支援サービス」の実証実験を開始


 株式会社ジェイティービー(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 高橋広行(◇)、以下JTB)と、パナソニック株式会社(所在地:大阪府門真市、代表取締役社長 津賀一宏、以下パナソニック)、ヤマトホールディングス株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長 山内雅喜、以下ヤマトグループ)は、国内における手ぶら観光を支援するサービス「LUGGAGE−FREE TRAVEL(商標登録出願中)」の実証実験を2016年9月から実施します。この取り組みは、2020年に4,000万人に到達すると予測される訪日外国人客に向けて、手ぶらでもっと自由に日本を楽しんでいただくための新たな観光スタイルの創出を目指すものです。

 ◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照

 訪日外国人客の国内平均宿泊日数が10日を越え(注)、地方を周遊する外国人客が増加する中、観光施設や公共交通機関にとっても外国人客の大型手荷物を携えた国内移動や滞在先での保管が課題となっています。一方で、訪日外国人客は宅配便サービスを利用する際、日本語で送り状を手書きすることが必要なため、多言語対応可能なスタッフのサポートが必要なことから受付できる場所が限られているのが現状です。こうした言葉の壁や受付場所の制約を解消し、訪日外国人に手ぶら観光の日本ならではの利便性や安心感を広く体験してもらうため、3社で「LUGGAGE−FREE TRAVEL」サービスの実証実験を開始します。外国人客を送り状の手書きの手間から解放し、空港や宿泊施設でのスムーズなサービスで、ストレスなく快適な観光を提供するとともに、公共交通機関の混雑緩和や安全性の向上にも貢献します。

 JTBは人々の交流を創造し感動と喜びを提供する「交流文化事業」に、パナソニックは2020年とその先にある「未来の暮らし」の実現に向けたソリューションの提案に、ヤマトグループは「Let"s Enjoy Hands−Free Japan〜さあ、日本を“手ぶら”で楽しもう!〜」を掲げ、日本ならではの手ぶらサービスの推進に取り組んでいます。それぞれがこれまで培ってきた知見やノウハウ、技術を掛け合わせることで、持続的に発展し得る新たな事業機会を拓くとともに、訪日外国人客がより簡単、便利、安心に手ぶら観光を楽しむことができる新たなプラットフォームを形成するよう、3社連携した取り組みを進めていきます。

 (注)出典:観光庁「平成27年 訪日外国人消費動向調査・年次報告書」
       調査対象20か国の訪日外国人の回答者全体の平均宿泊数は10.2泊。
       http://www.mlit.go.jp/common/001126531.pdf

【「LUGGAGE−FREE TRAVEL」サービスの概要】
 訪日外国人客の日本到着・周遊移動・帰国の際、日本語で送り状を手書きすることなく、大型手荷物を宿泊施設や空港まで輸送することで、国内における手ぶらでの観光を支援するサービスです。外国人客は、国内外の訪日旅行業者向け予約管理システム「GENESIS」を介して旅前に旅程計画に応じたサービス申込を行い、日本で多言語対応のICT端末で手続きをすることで、送り状を手書きすることなく、簡単にサービスを利用できます。今後、日本国内の宿泊・観光施設に配備する「JAPAN FITTER」で必要情報を登録することで、滞在中にJTBの訪日外国人向けパッケージツアーブランド「サンライズツアー」など着地型商品と組み合わせたサービス申込が出来る仕組みを構築していきます。外国人客の空の玄関口となる羽田空港からサービスをはじめ、順次、全国の空港へサービスの拡大を図っていきます。

 ※サービスの概略図は添付の関連資料を参照

【「LUGGAGE−FREE TRAVEL」実証実験の概要】
 2016年9月から東京都心エリアを基点にした実証実験を実施します。JTBの予約管理システム「GENESIS」で実証実験対象ホテルの宿泊を訪日前に購入する外国人客を対象として手ぶら観光支援サービスを告知、提供します。サービス申込者には受付用番号とバーコード付きバウチャーが発行されます。旅行先の日本では、専用端末に受付用番号もしくはバーコードを認証させることで、宿泊先などサービス提供に必要な情報が、パナソニックが運営・管理するサーバー「Traveler Relationship Management」を経由して、ヤマトグループの宅急便送り状発行システムに送信されます。受付した大型手荷物の集荷および配送のオペレーションは、ヤマト運輸が行います。また、羽田空港国際線ターミナルにおいても、京浜急行電鉄株式会社が運営する京急ツーリストインフォメーションセンター内にて、大型手荷物のお預けが可能になります。

<実施期間>
 日本でのサービス提供:2016年9月1日(木)〜2016年10月31日(月)
<実施内容>
 (1)技術検証:旅程情報システムと送り状発行システム連携等の検証
 (2)運用検証:宿泊施設での荷受・送り状発行時の操作性や有効性、訪日外国人客にとっての利便性を検証
<実施施設>
 羽田空港(1ヶ所)および都内ホテル(6ヶ所)にサービス受付用端末を設置
 ●羽田空港国際線ターミナル 京急ツーリストインフォメーションセンター「LUGGAGE−FREE TRAVEL」カウンター(東京都大田区)
 ●京王プラザホテル(東京都新宿区)
 ●サンルートプラザ新宿(東京都新宿区)
 ●ホテルサンルート東新宿(東京都新宿区)
 ●イビス東京新宿(東京都新宿区)
 ●ホテルサンルート有明(東京都江東区)
 ●ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ(東京都港区)

 ※以下の資料は添付の関連資料「表資料」を参照
   <輸送ルート、サービスレベル>
   <実証実験機器の構成・スペック>

以上



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