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日本鉄鋼連盟、3月の普通鋼鋼材需給速報を発表
2011年3月普通鋼鋼材需給速報について
3月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(686.0万トン)比49.1万トン・7.2%減の636.9万トンと17ヵ月ぶりの減少となった。また、前月比では20.5万トン・3.3%増加した。
3月の出荷は、国内向けは403.3万トンで、前年同月比では36.1万トン・8.2%減と15ヵ月ぶりに減少した。また、前月比では16.3万トン・4.2%増加した。輸出向けは268.1万トンで、前年同月比で26.8万トン・9.1%減となり、3ヵ月ぶりに減少した。また、前月比では44.1万トン・19.7%増加した。
この結果、出荷合計では、前年同月(734.4万トン)比63.0万トン・8.6%減の671.4万トンと17ヵ月ぶりの減少となった。また、前月比では60.4万トン、9.9%の増加となった。
3月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(654.8万トン)比34.5万トン・5.3%減の620.3万トンで、4ヵ月ぶりに減少した。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(537.7万トン)比43.3万トン・8.1%減の494.4万トンと4ヵ月ぶりに減少し、4ヵ月ぶりに500万トンを下回った。一方、問屋在庫は前月末(117.1万トン)8.8万トン・7.5%増の125.9万トンと2ヵ月振りに増加した。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(513.5万トン)比5.0万トン・1.0%減の508.5万トンと2ヵ月連続して減少した。また、輸出船待在庫は前月末(141.3万トン)比29.5万トン・20.9%減の111.8万トンと3ヵ月ぶりに減少したが、昨年11月以降17ヵ月連続で100万トン台が続いている。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼帯(幅600mm以上)(12.9万トン減の154.8万トン)、鋼板(4.6万トン減の67.9万トン)、小形棒鋼(4.2万トン減の56.4万トン)、冷延広幅帯鋼(2.9万トン減の60.5万トン)、H形鋼(1.9万トン減の24.4万トン)、鋼矢板(1.4万トン減の2.4万トン)、ティンフリースチール(1.4万トン減の7.7万トン)、普通線材(1.1万トン減の4.5万トン)、冷延電気鋼帯(1.0万トン減の10.8万トン)、亜鉛めっき鋼板(1.0万トン減の100.5万トン)であった。在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は無かった。
3月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の107.2%から14.8ポイント低下し92.4%となり、4ヵ月ぶりに100%を下回った。うち、国内在庫率は前月末の132.7%から6.6ポイント低下し126.1%となった。
以上
※以下の資料は、添付の関連資料を参照
・2011年3月分普通鋼鋼材需給(速報)総括表
・普通鋼鋼材在庫速報
・普通鋼鋼材品種別需給表
・普通鋼鋼材需給推移表