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オンコリスバイオファーマ、「テロメスキャンF35」が日本での特許査定を受領
OBP−1101(テロメスキャンF35)に関する
日本における特許査定のお知らせ
当社は、現在がんの体外検査薬として開発を進めているOBP−1101(テロメスキャンF35)について、CTC検査方法に加え新たにウイルス構造に関する日本特許出願の特許査定を受けましたので、下記の通りお知らせいたします。
テロメスキャンF35は、テロメスキャン(R)(OBP−401)の基本構造をもったウイルス遺伝子配列にCD46蛋白結合モチーフを組み込むことで感染効率を高める一方、マイクロRNA(miR−142−3p)を組み込むことで、正常な血球細胞での増殖を抑制し、血中がん細胞(CTC)の特異的な検出能力を高めた新規がん検査用ウイルスです。これまでの技術では検出が困難であった悪性度の高い生きた血中のがん細胞を検出し、更にはその遺伝子検査も可能にすることが期待されています。この技術が、がんの超早期発見、予後モニタリング、または治療薬選択の一助となることを目指して、当社は現在も国内外の研究機関及び企業と開発を進めております。
平成27年10月20日発表の『OBP−1101(テロメスキャンF35)に関する日本における特許登録のお知らせ』にありますとおり、テロメスキャンF35によるがんの体外検査方法をカバーする日本特許は既に登録されておりますが、今回特許査定を受けた日本特許出願は、ウイルスの構造に関するものです。今回の特許査定により、日本におけるテロメスキャンF35の特許保護期間は最長で2032年2月まで延長されることになります。また、本ウイルスの日本特許は、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所により出願されていますが、当社は同研究所から平成23年4月にテロメスキャンF35の全世界における独占的な実施権の許諾を受けています。
当社は、今後もテロメスキャンの開発促進及び知的財産権の強化を図ると共に、高い医療現場ニーズを充足することを目指し事業活動を展開して参ります。
なお、本件による本年度業績への影響はありません。
以上