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日本チェーンストア協会、5月の販売概況を発表
平成28年5月度・チェーンストア販売概況
■全体の概況
※会員企業数 57社/店舗数 9,410店
※総販売額 1兆1,036億円 (店舗調整前)98.1% (店舗調整後)98.7%
<部門別の概況>
・食料品 7,101億円 (店舗調整前)99.5% (店舗調整後)100.2%
・衣料品 993億円 (店舗調整前)91.1% (店舗調整後)92.8%
・住関品 2,245億円 (店舗調整前)96.0% (店舗調整後)96.5%
・サービス 30億円 (店舗調整前)99.2% (店舗調整後)99.3%
・その他 666億円 (店舗調整前)102.2% (店舗調整後)100.1%
平成28年5月度は、食料品では、相場安の影響で農産品が苦戦したほか、前年ほど気温が上がらず涼味関連の動きが鈍かった。衣料品や住関品では、気温の影響もあって季節商品に動きが見られなかったことから総販売額の前年同月比(店舗調整後)は、マイナスとなった。
■商品別の動き
○食料品
●農産品
農産品は、トマト、なす、枝豆などの動きは良かったが、キャベツ、レタス、白菜、きゅうり、水菜などは不調だった。果物では、キウイ、メロン、アボカド、オレンジなどは好調だったが、アメリカンチェリー、リンゴなどは不調だった。
●畜産品
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調。鶏卵も好調だったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
●水産品
水産品は、刺身盛り合わせ、マグロは好調だったが、カツオ、あじやいわしなどの近海魚や塩鮭、開きなどの塩干物も不調だった。
●惣菜
惣菜は、温惣菜では揚げ物、焼き物、中華などが好調だった。要冷惣菜は、サラダなどの洋惣菜が不調だった。米飯は好調だったが、寿司は苦戦。
●その他食品
その他食品は、ヨーグルト、乳酸発酵飲料、乳製品、食用油、米、インスタントコーヒーなどの嗜好品は好調だったが、酒類、乾麺類、飲料、アイスクリームは不調だった。
○衣料品
●紳士衣料
紳士衣料は、ジャケット、ビジネスシャツは好調だったが、スラックス、半袖Tシャツ、ショートパンツなどの動きは鈍かった。
●婦人衣料
婦人衣料は、カーディガン、カジュアルパンツは好調だったが、スーツ、ブラウス、Tシャツ、ジーンズなどは不調だった。
●その他衣料・洋品
その他衣料・洋品は、母の日の関連でエプロン、紳士・婦人・子供パジャマ、スクール水着、雨が多くレイングッズは好調だったが、肌着、紳士ソックス、子供靴、帽子などのUV関連商品は不調だった。
○住関品
●日用雑貨品
日用雑貨品は、ペーパー類、ラップ類、タオル、ランドセル、母の日の関連で婦人バッグ、カセットコンロ、防災グッズなどは好調だったが、紙おむつ、ボトル、文具、玩具は不調だった。
●医薬・化粧品
医薬・化粧品は、ヘアケア、オーラルケア、衣料用洗剤、住居用洗剤、台所用洗剤は好調だったが、ヘアメイク、殺虫剤、制汗剤、日焼け止めは不調だった。
●家具・インテリア
家具・インテリアは、収納用品、マットレス、クッション、布団カバーなどは好調だったが、敷布団、敷きパッド、ラグなどの敷物、カーテンなどは不調だった。
●家電製品
家電製品は、テレビ、エアコン、冷蔵庫、ドライヤー、電池などが好調だったが、レコーダー、洗濯機、炊飯器などは不調だった。
●その他商品
その他商品は、ペットフードを中心にペット用品が好調だったが、自転車、フィットネス用品、園芸用品は不調だった。
○サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.3%であった。
食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.0%であった。
*「チェーンストア販売統計(月報)平成28年5月度速報」は添付の関連資料を参照
※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス;http://www.jcsa.gr.jp