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日産自、スポーツカー「NISSAN GT−R」2017年モデルを日本でも先行披露

2016-04-07

日産自動車、「NISSAN GT−R」2017年モデルを先行披露


 日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、4月1日、ニューヨーク国際オートショーにて公開された「NISSAN GT−R」2017年モデルを、今夏の正式発表に先立ち日本でも先行披露しました。なお、本モデルは1日以降、引き続き日産グローバル本社ギャラリーにて展示(*1)いたします。

 ※製品画像は添付の関連資料を参照

 「深化」を続ける「NISSAN GT−R」は今回、2007年の発売以来最大規模となるエクステリアやインテリアのデザイン変更に加え、新技術の採用により更なるドライビングパフォーマンスの向上を実現しました。

 エクステリアでは、フロントからリヤに至るまで大幅なデザインの変更を行いました。フロントでは日産ブランドのデザインシグネチャーであるVモーションを採用し、更に性能向上も実現しています。マットクローム仕上げを施し、最新のメッシュパターンを採用した新デザイングリルは、開口部の拡大により冷却性能を向上させながらも、空気抵抗を低減することで従来の空力性能の維持を可能にしました。また、グリルから流れる明快なキャラクターラインが特徴のエンジンフードは、剛性の向上により超高速域での変形を抑制しています。さらに、新形状のフロントスポイラーもレースカー直系の血統を感じさせるデザインであると同時に、高レベルのダウンフォースを維持しています。

 サイドのデザインは「NISSAN GT−R」らしい流線型のフォルムはそのままに、さらに空気の流れを改善させるため、サイドシル前部を張り出させています。リヤでは、トレードマークであるリング型テールランプを引き続き採用しながら、新形状サイドアウトレットなどリヤ廻りにも空気の流れを改善させるためのデザインを採用しました。また、新デザインのシルバーフィニッシュのリヤディフューザーを囲むバンパー下部と、ボディカラーを分けるラインは、リヤビューをよりワイドでアグレッシブに見せるために高い位置に変更しています。こうしたエクステリアの変更は、「NISSAN GT−R」をよりスポーティでシャープに見せるだけでなく、空気抵抗、ダウンフォース、冷却性能という3つの性能を高次元でバランスさせています。

 インテリアにも大幅な改良を施しました。インストルメントパネルには職人による精巧なステッチを施した高品質レザーを使用しています。コックピットには、安定感を演出する水平方向の流れを採用しつつも、メーターからセンターコンソールまでドライバーを包み込むようにレイアウトすることで、ドライバーオリエンテッドな空間を演出しています。ナビディスプレイは7インチから8インチに拡大し、操作性に優れた大型のアイコンを採用しました。また、カーボン製センターコンソール上にITコマンダーを配置することで、前方へ身を乗り出すことなくモニター操作を行うことが可能になりました。

 パドルシフトは、ステアリングホイール固定タイプに変更され、ドライバーが手を離すことなくシフトチェンジできる操舵角領域がより広くなりました。操作力やストローク量だけでなく、操作時のクリック感も最適化し、シフト時の操作感を向上しました。また、エアコンベントのノブやハウジングの操作感も見直し、心地良い操作感を提供しています。

 内外装には鮮やかな色を採用し、「NISSAN GT−R」の洗練されたキャラクターを表現しています。今回、外装色では「アルティメイトシャイニーオレンジ」を新たにカラーラインアップに加えました。また、プレミアムエディション専用のセミアニリンレザーの内装には、これまでの「アンバーレッド」、「アイボリー」の2色に、「タン」と「アーバンブラック」の新色2色を加え、計4色から選択可能としました。

 日産のエグゼクティブ・デザイン・ダイレクターの青木護は、「日産のドライビングパフォーマンスの象徴として、『NISSAN GT−R』は深化し続けます。象徴的なVモーショングリルを採用し、『NISSAN GT−R』は最新の日産デザインランゲージを体現しています。 そして、考え抜かれた空力性能と大幅に変更されたインテリアが、より成熟したキャラクターを同車に与えています。『NISSAN GT−R』の深化はこれからも続きます」と、述べました。

 匠により1台1台手組みされる「NISSAN GT−R」の3.8リッター24バルブV6ツインターボエンジンは現行モデルよりパワーアップし、さらに気筒別点火時期制御を採用。最大出力565hp/6800rpm、最大トルク467lb−ft(*2)を発揮します。また、円滑なシフトチェンジと変速時のノイズ低減を実現する改良型6速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、中速〜高速域においてスムーズな加速を実現しています。そのほか、不快な音を低減しながらクリアで心地よいエキゾーストサウンドを実現し、軽量化にも貢献する新設計のチタン合金製マフラー(電子制御バルブ付)を採用。室内ではドライバーがエンジンサウンドを心地よく感じるよう音質をコントロールする、アクティブ・サウンド・コントロールを採用しました。

 「NISSAN GT−R」は発売以降、常に世界最高のハンドリングを提供してきましたが、2017モデルでは、そのコーナリング性能をさらに進化させました。ボディ剛性の向上により実現した、よりしなやかで正確に動くサスペンションが、新デザインの20インチ「Y字スポーク」アルミ鍛造ホイールを装着したタイヤの接地性を上げ、高速走行時の安定性を向上させています。

 さらに、本モデルは高い性能向上を実現しながら、これまでで最も快適な乗り心地を提供し、従来の高性能スーパーカーには見られない優雅さと洗練さを備えています。現行モデルよりもさらにスムーズな乗り心地を提供し、さらに吸音材・遮音構造の徹底的な見直しにより室内でのロードノイズや風切音を大幅に低減し、全ての速度域で非常に高い静粛性を実現しています。

 日産のチーフ・プロダクト・スペシャリストの田村宏志は、「新しい『NISSAN GT−R』は、いつでも、どこでも、最高のドライビングエクスペリエンスを与えてくれる、究極の性能を追求したスーパースポーツカーです。今回、パフォーマンスの更なる向上と共に、ドライビングエクスペリエンスの新たなレベルを追い求め、広範囲の改良を行いました。最高のパフォーマンス、より洗練されたスタイリングとともに輝かしいレースの歴史を持つ究極の『NISSAN GT−R』を、自信を持ってお客さまにお届けします」と述べました。

 *1:詳細につきましては下記日産グローバル本社ギャラリーWEBサイトでご確認ください。

 <日産グローバル本社ギャラリーWEBサイト>
  http://www.nissan.co.jp/GALLERY/HQ/

 *2:数値は北米仕様のものとなります。


 ※主要諸元などは添付の関連資料を参照



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