Article Detail
京セラ、金属部品加工向け極小径高送りカッター「MFH Micro」を発売
高能率加工の実現により、生産性向上に貢献
極小径高送りカッタMFH Microの発売
京セラ株式会社(社長:山口 悟郎)は、金属部品の加工に使用するフライス工具の新製品として、極小径高送りカッタ「MFH Micro」を開発し、本年4月1日(金)より発売しますのでお知らせいたします。
本製品は、新開発したチップと、チップを固定する専用ホルダからなる刃先交換型の高送りカッタ(エンドミル)で、独自設計の刃先形状の採用により、加工時の衝撃や振動を抑制し、高能率化と製品のさらなる小型化を実現しました。
これにより、大型の部材から小型の部材まで、加工可能な製品ラインアップを充実させ、金型加工、部品加工を中心に多様化する市場ニーズにお応えしてまいります。
*製品画像は添付の関連資料を参照
・製品名:極小径高送りカッタ MFH Micro
・型番数(価格帯):
ホルダ:10型番(18,500〜35,200円 税別)
チップ:3型番(800円、税別)
・発売日:2016年4月1日(金)
・加工径(直径):8mm〜16mm
・加工用途:
平面・肩加工、等高線加工、溝加工
ポケット加工、ランピング加工、ヘリカル加工
・推奨被削材:炭素鋼、合金鋼、金型鋼、ステンレス鋼、ねずみ鋳鉄、ダグタイル鋳鉄、Ni基耐熱合金、チタン合金
・生産拠点:滋賀八日市工場、鹿児島川内工場
・販売目標:1億円/年
【新製品MFH Microの概要】
高送りカッタ(エンドミル)は、金属表面を広範囲にわたり荒加工する際に使用される工具であり、広い面積を、より早く、安定的に加工できる高い切削能力が求められています。
本製品は、独自設計の刃先形状により、チップが被削材に接触(食い付き)する際の衝撃を低減しました。これにより、振動やびびりの発生を抑制し、低抵抗で高能率な加工を実現しました。
また、チップ材種には、独自開発の特殊ナノ積層コーティング「MEGACOAT NANO」(メガコート ナノ)と、CVD(化学蒸着)コーティングの2種類をラインアップしています。被削材の特性に応じて、最適なコーティングチップを選択することで、優れた耐摩耗・耐欠損性を発揮します。
*リリース詳細は添付の関連資料を参照
※「MEGACOAT NANO」は京セラ株式会社の登録商標です。