三菱地所・サイモンなど、自家消費用カーポート型太陽光発電設備が竣工

あみプレミアム・アウトレットに
国内最大規模の自家消費用カーポート型太陽光発電設備が竣工
〜茨城県稲敷郡阿見町で最大出力１MW、共用部の約８０％の電気を自然エネルギーに〜


　三菱地所・サイモン株式会社（本社：東京都千代田区、社長：山中　拓郎）は、茨城県稲敷郡阿見町にて運営する『あみプレミアム・アウトレット』の場内駐車場の一部に、オリックス株式会社（本社：東京都港区、社長：井上　亮）による販売およびアレンジメントにより、カーポート型太陽光発電設備（PVカーポート）を設置し、本日該当する駐車場の運用を開始いたしましたのでお知らせいたします。

　このPVカーポートは、約４，０００枚の太陽光パネルを使用して最大出力１MWを有するもので、場内駐車場の約５００台分に設置しています。年間予想発電量は１１５万kWhを見込んでおり、本施設共用部における年間電気使用量の約８０％に相当します。
　本取組では、二酸化炭素を出さないクリーンな太陽光発電システムの電力を、全て自家消費とすることで、従来と比べ年間５８１，３２５kg（＊１）のCO２削減が可能となり、環境負荷の低減に貢献いたします。また、駐車場の屋根として、夏期の遮熱効果や悪天候時の雨避けとしての機能も果たしますので、お客さまの満足度の向上にもつながります。
（＊１）一般社団法人太陽光発電協会（JPEA）表示ガイドライン平成２７年度版より電気１kWhを作るときに排出されるCO２の量を５０５．５gとして試算

　三菱地所・サイモンでは、三菱地所グループの一員として、３つのテーマ「環境経営の推進」「経営資源を活かした新しい社会貢献活動の推進」「活力のある職場の実現・活力のある人財（＊２）の育成」に基づきCSR活動に取り組んでいます。特に「環境経営の推進」に関しましては、全国９ヵ所のプレミアム・アウトレットにおいて、施設内照明・空調の効率的運用を図るなど、省エネルギーを意識した施設づくりに取り組んでまいりました。このたび、その取り組みを一層強化するため『あみプレミアム・アウトレット』において、太陽光発電設備を導入しました。なお、三菱地所グループでは太陽光発電出力の拡大をCSRの重要テーマとして取り組みを進めております（昨年度実績：約３，０１０kw／１４ヶ所）。
（＊２）三菱地所グループでは、社員は企業にとって重要な経営資源であるとの認識のもと、「人材」ではなく「人財」と表現しております。

　オリックスは、豊通ファシリティーズ株式会社（本社：愛知県名古屋市、社長：石原　正規）と共同で、太陽光架台業界で世界NO．１シェアを有するドイツの大手メーカーSchletter　GmbH社製のPVカーポートを日本の建築基準法に対応させ（＊３）、導入のご提案から設計・施工、導入後のメンテナンスまでワンストップでお客さまにご提供しています。また、自らも国内最大級の太陽光発電事業者として、合計４００物件以上、最大出力８５０MWのプロジェクトを推進しており、スケールメリットを生かした太陽光設備の割安な調達力と全国に広がる施工会社とのネットワーク力により、お客さまに最大出力約７００MWの太陽光発電設備の販売実績を有しています。
　（＊３）同製品は、豊通ファシリティーズを中心とした数社のコンソーシアムが、日本オリジナル仕様を設計したものです。

　三菱地所・サイモンとオリックスは、本取り組みを郊外型大型商業施設における省エネ取組のモデルケースとして、他の『プレミアム・アウトレット』への展開を検討しています。
　両社は、今後も環境への高い意識を持ち、顧客満足を追求してまいります。


■カーポート型太陽光発電設備（PVカーポート）概要
　１）設置場所　あみプレミアム・アウトレット　場内第２駐車場　約５００台分
　２）出力規模　１，０４３kw（１MW）
　３）年間発電量（想定）　１，１５０，０００kWh　※すべて自家消費
　４）運転開始日　２０１６年２月２６日


　◇施設概要などリリース詳細は添付の関連資料を参照