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カワムラサイクル、介護施設向け電動アシスト機能付き歩行車「フラティア」を先行販売
歩行車と利用者の距離を感知
上り坂でも下り坂でも、快適な歩き心地を目指した
電動アシスト機能付き歩行車「Flatia(フラティア)」
介護施設向けに先行販売開始
株式会社カワムラサイクル(本社:兵庫県神戸市社長:飯島裕治)は、電動アシスト機能付き歩行車「Flatia(フラティア)」を4月11日から介護施設向けに先行販売を開始します。
「Flatia」は、車体に搭載したセンサにより車体から手や身体が離れると自動でブレーキが働き、転倒を防止します。介護施設利用者の自立支援の促進と介護者の安心をサポートする次世代の歩行車です。
なお、「Flatia」は厚生労働者の「介護ロボット等導入支援特別事業」(※1)対象商品です。
参考価格は、220,000円(非課税)で、3年間で約1000施設への導入を見込んでいます。
*参考画像は添付の関連資料を参照
【開発背景】
平成27年12月度介護給付費実態調査(※2)によると、介護用品全種目の貸与件数の伸びは、ここ数年109%なのに対し、歩行車は113%で推移しており、その活用が進んでいることがわかります。これは、歩行能力の低下などによるネガティブな理由だけではなく、歩行能力の維持が予防介護につながるといったポジティブな理由があると考えられます。
そこで当社では
・歩行に不安がある方に対しては、より安全に配慮した歩行車を開発することで、安心して歩行して頂けるようになる。
・もっと外出したいのに、傾斜地での歩行が不安で近場しか行けないといった方に対して、傾斜地での歩行を補助する機能を搭載することで、外出の際の不安要素を解消し、気軽にお出かけして頂けるようになる。
と考え、利用者の状態や体力に合わせ、上り坂でも下り坂でも快適な歩行を実現するため、電動アシスト機能付き歩行車「Flatia」を開発しました。
サイズやデザインを一般的な歩行車に合わせることで初めての方でも抵抗なく"電動アシスト歩行車"をご使用いただけるよう設計しております。
当社では「Flatia」を介護施設内に導入いただくことで、利用者の施設内での自立的な移動がより促進され歩行能力の維持・改善につながるとともに、移動中の転倒事故などの低減にも寄与出来るものと考えています。
※1 介護離職の防止等に緊急的に対応するため、介護従事者や家族等の介護負担軽減に資する、介護ロボット等の機器を導入する際に要する経費の一部を助成する制度
※2 出典元:厚生労働省大臣官房統計情報部:平成27年度介護給付費実態調査の概況
【主な特長】
○歩行車から手や身体が離れると自動でブレーキ
車体に搭載されているセンサにより、下り坂やつまずくなどで手や身体が車体から突発的に離れた際は、センサが距離を検知し自動でブレーキが働きます。
こうした機能により、車いすで生活されていた方が歩行するきっかけにもつながります。少しでも歩行することが出来れば、ご自身でトイレや食堂に移動することが出来、自立支援が促進される他、介護スタッフのサポート量も軽減します。
*参考資料は添付の関連資料「参考資料1」を参照
○上り坂でも下り坂でも快適な歩き心地を実現
車体内に搭載されているセンサにより傾斜を検出し、傾斜にあわせた適正な速度になるよう自動でアシスト・ブレーキが作動し、玄関口のスロープなどでもスムーズに歩行して頂けます。
*参考資料・リリース詳細は添付の関連資料「参考資料2」「リリース詳細」を参照