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GfKジャパン、2015年ゴルフウェア販売動向を発表

2016-03-12

2015年ゴルフウェア販売動向


 GfKジャパン(東京:中野区)は、ゴルフ用品専門店、総合スポーツ店、インターネット通販におけるゴルフウェアの販売動向を発表した。(※)


【概要】
 ・2015年のゴルフウェア販売金額は前年比1%増と堅調に推移。ミドラー、シャツがけん引。


【2015年ゴルフウェア販売は微増に転じる】
 2015年のゴルフウェア販売は、金額前年比1%増となった。ゴルフギア販売が、金額前年比2%減とクラブの販売不調によりマイナス成長であったことを考えると、ウェア販売は堅調であったといえる。シャツ、ロングパンツ、レインウェアの平均単価上昇により、2015年のウェア全体の平均価格は前年から3%上昇した。
 月別販売動向をみると、春夏商戦の4月、5月は気温が平年より高かったことや大型連休の好影響もあり、販売はここ3年で最も高水準であった。特に、春夏のメイン商材であるシャツ・ボトムスが好調に推移した。一方で、6月、7月は雨や冷夏の影響で苦戦した。秋冬商戦では、冬物衣料の動き出しが早く、10月はプラス成長となった。特にアウター、ミドラーの販売が伸長した。一方で、11月、12月はアウターや機能性インナーなどの防寒衣類の販売が暖冬により伸び悩み、マイナス成長となった。


【ミドラー、シャツ、レインウェアの販売が好調】
 服種別にみると、帽子類・ベルト・ソックスといったアクセサリー類の販売は総じて安定していたが、アパレルではアイテムによって好不調が大きく分かれた(図2)。アウターは販売のメインシーズンである1月の悪天候と11月、12月の暖冬が影響し、金額前年比5%減となった。その一方、ミドラーはメンズ、レディスともに好調で、同6%増となった。シャツは販売数量は前年並みであったが、4,000円以下の低価格商品の販売減少により平均価格が5%上昇し、同5%増となった。アンダーウェア・インナーは冷夏暖冬の影響が機能性インナーの販売に響き同13%減と縮小傾向が続いた。また、ボトムス類を見ると、ロングパンツは同1%減となるも、レディスに絞ると同9%増と好調だった。一方で、レディスの商品割合が多いショートパンツ・スカートは同5%減となった。レインウェアでは、平均価格が12,100円と前年から9%上昇したため、販売数量では前年を下回ったが、販売金額は同3%増となった。2016年立ち上がりは、ミドラー・シャツ・アンダーウェアがけん引し、同3%増となっており、これから本格化する春夏商戦の動向が注目される。

 ※ゴルフ用品専門店、総合スポーツ店、インターネット通販における販売実績に基づく推計データ(プライベートブランド商品を除く)。百貨店、直営店は含まない。

 *図1・図2は添付の関連資料を参照





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