横浜ゴムとコンチネンタル、ジョイントベンチャーの発展的解消で合意

横浜ゴムとコンチネンタル　ジョイントベンチャーの発展的解消で合意


　横浜ゴム株式会社（以下横浜ゴム）とコンチネンタルAG社（以下コンチネンタル）とは、ヨコハマコンチネンタルタイヤ株式会社（以下YCC）設立のために締結したOEM/">OEM合弁契約を解除し、YCCを発展的に解消することで合意いたしました。今後、横浜ゴムとコンチネンタルは、YCCを清算する手続きを進め、２０１６年３月末までに完了予定です。

　YCCは、日本及び韓国の自動車メーカーの「グローバル調達」というご要望にお応えする為に２００２年設立されました。以後１４年間に渡り、操業を継続し、YCC設立当初の目的は成功裡に達成されました。その間、横浜ゴムとコンチネンタルは、それぞれのグローバル生産ネットワーク網を構築し、対応力の強化を図ってまいりました。この状況を鑑み、横浜ゴムとコンチネンタルは、YCCを発展的に解消することとし、今後、個々にグローバルビジネスを拡大してゆくことに致しました。

　横浜ゴムは１９１７年日本で設立され、東京に本社を置くタイヤ・ゴム製品の総合企業です。乗用車用、トラック・バス用、建設車両用など各種タイヤをはじめ、ホース、コンベヤベルト、マリンホースなど各種ゴム製品を製造販売しています。世界８カ国に１４のタイヤ工場を持ち、従業員数は約２２，０００人にのぼり、２０１５年度の連結売上高は６，２９９億円です。

　現在、横浜ゴムは中期経営計画「GD１００」のフェーズIV（２０１５年〜２０１７年）に取り組んでいます。タイヤ事業戦略の柱のひとつに「グローバルOE市場への注力」を掲げ、新車用タイヤの海外納入本数を２０１４年に対し２０２０年には約４倍に拡大する計画で、すでに日本自動車メーカーの海外輸出車へのOE納入に加え、中国、タイ、フィリピン、ロシアのタイヤ工場からのOE納入を拡大しています。今回のYCC解消により、横浜ゴムは独自のグローバル生産ネットワークを活用し、更なる海外新車装着事業の拡大を図る計画です。

　コンチネンタルは人とモノの輸送に関わるインテリジェントテクノロジーを開発している企業です。信頼される業界パートナー、国際的な自動車部品供給業者、タイヤメーカー、および産業パートナーとして、持続可能で、安全、快適、個々の要件を満たし、経済的なソリューションを提供しています。シャシー＆セーフティー、インテリア、パワートレイン、タイヤ、およびコンチテックの５部門の２０１５年度の暫定売上高は約３９２億ユーロで、世界５３カ国に約２０８，０００人の従業員を擁しています。