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住友林業、トヨタと「木を活用したコンセプトカー」の車両外板を共同開発

2016-03-09

トヨタ自動車と「木を活用したコンセプトカー」の車両外板を共同開発
ミラノデザインウィーク2016出展作品〜


 住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区、以下 住友林業)は、トヨタ自動車株式会社(社長:豊田 章男 本社:愛知県豊田市、以下 トヨタ)が企画・製作する木を用いたコンセプトカー「SETSUNA」の外板を共同開発しましたのでお知らせいたします。

 「SETSUNA」は、一瞬一瞬、「刹那」という短い時間の繰り返しの中でかけがえのないものになっていく、という想いを込めて名づけられました。クルマが家族の積み重なる想いを受け継ぎ、人々と共に歳月を経て変わっていくことを愛でる、という“人とクルマの新たなつながり”を表現するコンセプトカーです。

 トヨタはコンセプトの実現にあたり、年月を重ねることで味わいや深みが増し唯一無二の存在になること、手入れをおこなうことで世代を超えて使い続けることができることなどから、素材として「木」を選択。この想いに住友林業が共感し、この度の共同開発にいたりました。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 本共同開発において住友林業は、木製の外板(ボディ)製作を担当。コンセプト具現化のため木部の設計、加工、組み立ての提案の他、フレームや各種パネルなどの樹種の選択、木構造についての知識の共有などを行いました。

 また、メンテナンスのしやすさを考慮し、外板パネルは容易に取り替えられるように設計。組み立てには、釘やネジを使用しない伝統技法を取り入れるなど、住宅にも活用されている技術を採用しています。

 本コンセプトカーに使用する木材はすべて国産材にこだわったことから、外板の材料には高知県にある住友林業社有林の杉を用いるとともに、木材に関する知見も提供いたしました。

 住友林業は1691年の創業以来、320余年にわたり、木の価値を伝え続けています。現在日本では、家は20年経つとその資産価値が限りなくゼロに近づくといわれていますが、立派な木で建てられた古民家は、素材の選び方や手入れの仕方次第で、歳月を経て深みや美しさを増しながら価値を高めています。

 当社は、「木」を軸に事業を展開する企業として、住宅以外の分野における木造化・木質化を推進する木化事業に取り組んでおり、木の新しい可能性を追求しています。この度「クルマ」という新たな領域にチャレンジできたことで、さらに広い分野に木を活かし、豊かな社会の実現に貢献してまいります。


■コンセプトカー「SETSUNA」概要
 全長:3,030mm
 全幅:1,480mm
 全高:970mm
 樹種:外板「杉」、インパネ・シート「栓(せん)」、ステアリング「檜」、フレーム「樺」、フロア「欅」


ミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)出展概要
 出展企業:トヨタ自動車株式会社
 開催期間:4月12日(火)〜17日(日)
 開催場所:イタリア ミラノ トルトーナ地区 Via TORTONA 31


以上



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