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森永製菓、ココアによる排便コントロールの効果が実証

2016-02-27

高齢化社会に向けた取組み
ココアによる排便コントロールの効果が実証されました
〜第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会(2016年2月26日)で発表〜


 森永製菓株式会社(東京都港区芝、代表取締役社長・新井 徹)は、1997年よりココアの機能性について積極的に研究を重ね、その一例として、寒い季節に特に有用な機能性である「冷え性抑制効果」、「抗インフルエンザウイルス効果」などについて研究を行ってまいりました。
 また、2014年2月に横浜で開催された第29回日本静脈経腸栄養学会学術集会では、多くの病院や介護施設でココアが利用されていることを報告しました。今回は、ココアが医療や看護・介護の現場で活用されている目的の一つである「ココアの飲用による排便コントロールの効果」について検証を行い、2月26日に福岡で行われる第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会で順心リハビリテーション病院と共同で発表いたします。

 今回の報告では、高齢者を含む多くの患者の方を看護している順心リハビリテーション病院(兵庫県加古川市)のスタッフの方24名に、ココア単独、またはココア+オリゴ糖を2か月間、毎日摂取していただき、排便に関するアンケート調査を行いました。
 調査項目は、排便日数(調査日数に対する、排便有り日数の割合)、排便回数、排便性状、排便臭としました。試験飲料は、ココアを含む飲料とし、その排便コントロール効果を検討した結果、今回調査したすべての項目で改善が認められ、特にそれぞれの調査項目で、改善がより必要と思われるスタッフほど、その効果が顕著であり、望ましい結果が得られました。
 下の図は、ココア単独摂取群の排便日数の解析で、摂取開始前から摂取後までの3か月間の排便日数の変化を表しています。青い線は排便日数70%未満の便秘気味のスタッフ群、赤い線は排便日数70%以上のスタッフ群です。便秘気味のスタッフ群(青い線)は、摂取前の2週間(グラフ内の「摂取前−1」軸)では排便日数が40%強(2週間で5〜6日)であったのに対し、摂取中の3〜4週目(グラフ内の「摂取中−3」軸)では排便日数が80%弱(2週間で11日前後)と、有意差をもって排便日数の改善が認められています(※印は、摂取前との比較で有意差があることを示す)。
 なお、排便日数70%以上のスタッフ群(赤い線)では摂取前と摂取中での変化は見られませんでした。

 *グラフ資料は添付の関連資料を参照


 また、第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会では、ココアの臨床での応用について、飯塚升美先生(社会医療法人関愛会佐賀関病院)が「麻痺・拘縮のある経腸栄養患者の難治性下痢に対して純ココアが有用であった一症例」と題して発表されます。


<病院・施設でのココア活用事例>(森永製菓調べ)

 *添付の関連資料を参照


 森永製菓は引き続き、企業理念である「おいしく、たのしく、すこやかに」をモットーに、ココアの機能性の研究を進め、高齢化社会を見据えたココアの活用による介護者の負担軽減や非介護者のQOL(Quality of Life)の維持をめざし、医療や介護施設でのココアの利用拡大に取り組んでまいります。


<お客様お問合せ先>
 森永製菓株式会社
 お客様相談室
 TEL:0120−560−162





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