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パルコ、アジア大手不動産のグループ会社「CMA」と業務提携に基本合意
CapitaMalls Asia Limitedとの中国及び日本での業務提携に関する基本合意について
当社は、中期経営計画の実現に向けて、本日、アジア最大規模の不動産会社CapitaLand Limited(キャピタランド)のグループ会社であるCapitaMalls Asia Limited(キャピタモールズ・アジア、以下「CMA」)と、業務提携に関する基本合意書を締結し、中国および日本における共同での事業展開について今後さらに具体的な検討を進めることとなりましたのでお知らせいたします。
1.基本合意に至る経緯
当社は、「中期経営計画(2010−2012年度)」の中で、国内・海外への都市型商業の拡大を事業戦略の一つとしております。中国では成長著しい都市部での事業展開に優先的に取り組むことを中期経営計画の中で掲げ、複数の現地パートナー候補と具体的にビジネスモデルの検討や案件の調査を進めてまいりましたが、この度CMAとの基本合意に至りました。
CMAは、シンガポールに本社を置く、アジア有数の、商業施設に特化した上場不動産会社です。アジア5カ国・49都市に92物件の商業施設を所有、運営し、その総資産額は約237億シンガポールドル、総延床面積は約680万平方メートルに及びます。中国では、53物件(開業済み:38、開業予定:15)の商業施設を展開しており、今後の開発計画を含め、3年から5年以内に合計100物件程度まで拡大を予定しております。
当社とCMAは、CMAがキャピタランドの商業施設開発部門であった当時より、シンガポールの商業施設「PARCO Bugis Junction(パルコ・ブギス・ジャンクション)」(1995年開業)の共同運営などを通じ、双方の商業施設運営能力について理解をしあう良好な関係を構築しており、今後の事業展開における有益なパートナー企業であると考えております。
2.基本合意の内容
当社とCMAは、上海、北京を中心とした中国都市部における新規及び既存商業施設の運営協力について今後さらに具体的に検討することを合意いたしました。この運営協力を通じて当社の持つ都市型商業施設運営に関するノウハウを中国において活用し、日本の専門店各社にも中国進出の機会を提供することによって、より特徴のある商業施設の運営が可能となると考えております。
また両社は、日本国内における新規商業施設の開発・運営協力についても具体的に検討することを合意いたしました。
3.今後について
当社は、CMAとの業務提携を契機に、上海、北京を中心とした中国都市部及び日本国内における事業展開を加速させ、中期経営計画の達成に向け邁進してまいります。
※CMAの概要などは添付の関連資料を参照
以 上