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リニアテクノロジー、クワッド出力マルチフェーズ降圧DC/DCコントローラーを販売開始

2016-02-13

リニアテクノロジー、新製品「LTC7851/LTC7851−1」を発売開始
DrMOSやパワーブロックとともに動作して最大260Aを供給するクワッド出力マルチフェーズ降圧DC/DCコントローラ


 リニアテクノロジー株式会社は、位相間の正確な電流分担と差動出力電圧検出を特長とするクワッド出力マルチフェーズ同期整流式降圧DC/DCコントローラ「LTC7851/LTC7851−1」の販売を開始しました。LTC7851/LTC7851−1は58ピン 5mmx9mm QFN パッケージに収容されており、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。1,000個時の参考単価はそれぞれ4.27ドルからです。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC7851)。

 このコントローラは、ディスクリートのNチャネル MOSFETとそれに接続するゲート・ドライバだけでなく、DrMOSやパワーブロックなどの外部パワートレイン・デバイスとともに動作するので、デザインを柔軟に構成できます。2個のデバイスを使用して最大8フェーズの並列接続が可能で、位相をずらしたクロックで駆動できるので、入力と出力のフィルタリングを最小限に抑え、最大260Aの高電流要件を満たすことができます。配電および産業用システム、FPGA、DSP、プロセッサおよびASICの電源などのアプリケーションに最適です。

 LTC7851/LTC7851−1内部の電流分担ループは、並列接続時には定常状態とトランジェント・イベント時のどちらでも位相間の電流を均等にするので、複数のICの位相間で電流を正確に分担できます。このデバイスは3V〜5.5VのVCC電源電圧で動作し、3V〜27Vの入力電圧で降圧変換を行うように設計されています。また、0.6V〜5Vの範囲の1〜4個の独立した出力電圧を生成します。このデバイスは電圧モード制御アーキテクチャなので、250kHz〜2.25MHzの範囲で固定動作周波数を選択でき、同じ周波数範囲で外部クロックに同期することもできます。出力電流の検出には、最大効率が得られる出力インダクタ(DCR)の電圧降下をモニタする方法と、値の小さい検出抵抗を使用する方法があります。内蔵の差動アンプによってVOUT端子とグランド端子両方の全ての出力に対して真のリモート出力電圧検出を行うので、高精度のレギュレーションが可能です。

 LTC7851−1はLTC7851の類似製品ですが、電流検出アンプの利得が低く、電流検出機能を備えたDrMOSを使用するパワートレイン・アプリケーションに最適です。この他に、電流モニタ、調整可能な電流制限、プログラム可能なソフトスタートまたはトラッキング、パワーグッド信号などを位相ごとに備えています。さらに、−20℃〜85℃の動作温度範囲にわたって±0.75%のリファレンス電圧精度を維持します。


■LTC7851/LTC7851−1の特長:
 ・1〜4個の独立した出力をサポート
 ・パワートレイン・デバイスのDrMOS、パワーブロック、または外部MOSFETおよびドライバとともに動作
 ・VCC(◇1)範囲:3V〜5.5V
 ・VIN(◇2)範囲:3V〜27V
 ・VOUT(◇3):0.6V〜5V
 ・出力電流:最大260A
 ・マルチフェーズ動作
 ・位相間の正確な電流分担
 ・差動アンプによる全ての出力のリモート電圧検出
 ・フェーズロック可能な固定動作周波数:250kHz〜2.25MHz
 ・DCRまたはRSENSE(◇4)による出力電流検出
 ・電流モニタ
 ・調整可能な電流制限
 ・調整可能なソフトスタートまたはトラッキング
 ・パワーグッド出力
 ・リファレンス電圧精度:−20℃〜+85℃で±0.75%

 ◇1「VCC」の正式表記は添付の関連資料を参照

 ◇2「VIN」の正式表記は添付の関連資料を参照

 ◇3「VOUT」の正式表記は添付の関連資料を参照

 ◇4「RSENSE」の正式表記は添付の関連資料を参照


 ※参考画像は添付の関連資料を参照


 Copyright:2016 Linear Technology Corporation


リニアテクノロジーについて
 S&P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。
 http://www.linear-tech.co.jp

 LT,LTC,LTM,Burst Mode,μModule,Over−the−Top,LTP及び会社ロゴはLinear Technology Corporationの登録商標です。FracNWizard及びClockWizardはLinear Technology Corporationの商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。



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