Article Detail
インテージ、マルチデバイス対応のアンケート表示システム「i−タイル」の特許を取得
マルチデバイス対応のアンケート表示システム「i−タイル」の特許を取得
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚純晃)は、モバイル環境でも質の高いアンケート調査実施を実現するために開発したアンケート表示システム「i−タイル(アイタイル)」について、特許を取得しました。
インターネットの利用手段として、スマートフォン・タブレットが急増しています。それにつれ、インターネット調査においても、スマートフォン・タブレットからの回答が急増しております。しかし、スマートフォンの利用拡大のスピードは年代等によって異なり、現在は若年層=スマートフォン中心、高齢層=パソコン中心となっています。このような「マルチデバイス時代」はしばらく続くと考えられます。
インテージでは、長年、調査品質に関する検証を行っており、マルチデバイス時代に備えた研究も行ってきました。そのなかで、特にスマートフォンでの回答時に従来型のマトリクス表示(下左図)を用いると、回答品質を低下させる懸念があることを把握していました。
回答品質向上のためには「パソコンでもスマートフォンでも対象者が回答しやすく、かつ、デバイスによって回答の傾向が変わらない回答方式」の開発が必要だと考え、2010年末より「i−タイル」の開発を開始し、2012年より実際のアンケート画面に採用してきました。
■「i−タイル」の特長
下記調査画面のように複数都市のイメージを聞くマトリクス設問の場合、i−タイル(下右図)では、各都市を1つずつ切り替えて表示します。この時、解像度が異なるスマートフォンでも画面上の同じ位置に、都市名と選択肢名が表示されることにより、デバイスの違いに回答が影響されることを防ぎます。また、タイル型になった選択肢のどこをタッチしても構わないため、回答者の操作負担が大幅に軽減され、回答の質を高めることができます。
■調査画面イメージ
※添付の関連資料を参照
マルチデバイス時代に質の高い調査を行うためには、他にも留意すべきポイントが多々あります。インテージでは「i−タイル」に加え、これまでの様々な研究結果を基に「マルチデバイス時代の調査票の作り方に関するガイドライン」を作成しています。
今後もアンケートの品質向上のための研究を続け、ガイドラインをブラッシュアップしていくとともに、よりよいデータをお客様にご提供するためのサポートを行ってまいります。
【i−タイル特許の概要】
・特許第5836748号
・発明の名称:アンケート表示システム
・特許権者:株式会社インテージ
・発明者:二瓶 哲也、宮越 義隆、一ノ瀬 茂
・出願番号:特願 2011−231509
・出願日:平成23年10月21日
・登録日:平成27年11月13日
・i−タイル紹介サイト:http://www.intage.co.jp/service/net/investigation-screen
【株式会社インテージ】http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、インテージグループ各社とともに、リサーチノウハウ、データ解析力、システム化技術と、これらに基づく情報評価力をコア・コンピタンスとして、経営およびマーケティング上の意思決定に役立つ情報(Intelligence)を提供。生活者とお客様を「情報」でつなぎ、お客様のビジネスの成功に貢献することによって、その先の生活者の暮らしを豊かにすることを目指します。