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太陽誘電とイー・フォース、無線LANソリューションで協業

2015-12-02

無線LANソリューションで協業、ソフトとハードの両面をトータルサポート
−IoT関連機器に最適、モジュール単独で無線LAN通信を実現可能−


 太陽誘電株式会社(以下、「太陽誘電」)とイー・フォース株式会社(以下、「イー・フォース」)の2社は、太陽誘電が開発したソフトウエア内蔵可能な無線LANモジュール「WYSACVLXY−XZ」(21.4x14.0x2.4mm、高さは最大値)、「WYSAAVKXY−XZ−I」(32.0x17.8x2.6mm、高さは最大値)に、イー・フォースが開発したソフトウエア開発キット(以下、SDK)を組み合わせることで、モジュール単独で無線LAN通信を実現可能にする無線LANソリューションを提案します。
 これらの商品は、ウエアラブル機器をはじめとしたIoT(注1)関連機器向けの無線LANソリューションです。イー・フォースは、太陽誘電製の無線LANモジュールに対応したOSやミドルウエアといったソフトウエア開発キットを提供し、無線LANモジュールの設計・製造は太陽誘電が手がけます。
 「WYSACVLXY−XZ」をベースとしたソリューションは2016年1月より、取扱い代理店である岡本無線電機株式会社(以下、「岡本無線」)から提供を開始します。「WYSAAVKXY−XZ−I」をベースとしたソリューションも2015年度内に提供を開始します。

 ウエアラブル機器をはじめとしたIoT関連機器は、一説には2020年には500億個、2040年には10兆個にも達すると言われています。このような急拡大が予想される一方、無線通信を機器に搭載するためには、それぞれのアプリケーションにあわせたソフトを開発し、各国の電波法や無線通信規格に準拠した実装が求められます。
 そのような市場からの要望に対し、太陽誘電、イー・フォースの2社はお互いの持つ技術やノウハウを組み合わせた無線LANソリューションを提案し、お客様の機器開発や試作などのコストを最小化します。
 イー・フォースは、組込みソフトの開発企業として、産業機器などで幅広い実績を持っています。今回、独自のリアルタイムOS、「μC3」(マイクロ・シー・キューブ)とTCP/IP(注2)スタックの「μNet3」(マイクロ・ネット・キューブ)を組み合わせ、より少ないリソースで動作できるソフトウエアを提供。さらに付属のGUI(注3)コンフィグレータでお客様のアプリケーションに合わせたプログラムを自動生成できるため、ソフトウエアの開発経験のない方でも簡単に使いこなすことができます。これらにより、モジュール単独でお客様のアプリケーションも含めた無線通信処理が実行可能となります。また、従来のサポートなしのオープンソースや海外メーカ提供のソフトウエアを使うことと比較して、国産メーカのソフトウエアを利用できることで、迅速なサポートを受けることができ、ユーザーは安心してアプリケーション開発に注力できます。
 太陽誘電は、電子部品メーカとして、高品質・高信頼性の商品ラインアップを取り揃え、無線モジュールも自社で設計、製造してきました。そのため、小型で高効率かつ必要十分な機能を搭載した無線モジュールを開発し、お客様に提供することができます。
 岡本無線は、電子部品の総合商社として、ASEANを中心に幅広い顧客ネットワークを有しており、太陽誘電とイー・フォースが開発した無線LANソリューションの販売及び技術サポートを行います。
 今後も市場からの要望に応えるため、より使いやすい無線LANソリューションの実現に努めてまいります。

 ※「§μC3/micro c cube」は日本およびその他の国におけるイー・フォース株式会社の登録商標または商標です。


■用途
 ウエアラブル機器をはじめとしたIoT関連機器向けの無線LANソリューション。


【太陽誘電株式会社 概要】
 会社名:太陽誘電株式会社
 代表者:代表取締役社長 登坂 正一
 本社:
  〒110−0005
  東京都台東区上野6丁目16番20号
 設立:1950年3月23日
 資本金:235億5,700万円(2015年3月31日現在)
 事業内容:各種電子部品の開発・製造・販売 他
 URL:http://www.yuden.co.jp/


【イー・フォース株式会社 概要】
 会社名:イー・フォース株式会社
 代表者:代表取締役社長 與曽井 陽一
 本社:
  〒103−0006
  東京都中央区日本橋富沢町5−4 ゲンベエビル
 設立:2006年12月1日
 資本金:1,800万円(2015年11月1日現在)
 事業内容:組込みシステム向けソフトウエアの開発、販売、コンサルティング
 URL:http://www.eforce.co.jp/


■用語解説
 (注1)IoT(Internet of Things、モノのインターネット
  スマートフォンやウエアラブル機器をはじめ、自動車、産業機器などあらゆるものに通信機能が搭載され、インターネット接続や相互通信により、自動制御や遠隔管理などが行われること。

 (注2)TCP/IP(Transmission Control Protocol、Internet Protocol)
  インターネットなどで標準的に使用される通信プロトコルのこと。通信プロトコルとは、ネットワーク上での通信に関するルールであり、このルールを守ることでネットワークが問題なく動作することができる。

 (注3)GUI(Graphical User Interface)
  ユーザーインターフェイスの一種で、マウスなどのポインティングデバイスを使用し、直感的な操作を可能とする。ソフトウエアに関する専門的な知識を有さずとも、チェックボックスや絵図などでコンピュータなどを制御することができる。



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