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インターコム、クラウド型セキュリティ対策サービス「MaLion Internet Security クラウド」を販売
未知のウイルスの特徴をクラウドセンターで分析してリアルタイム駆除
フィッシングサイトなど危険なWebサイトを最新データベースで遮断
クラウド型セキュリティ対策サービス「MaLion Internet Security クラウド」を販売開始
コンピューターソフトウェア開発の専門会社、株式会社インターコム(東京都台東区、代表取締役社長:高橋 啓介)はこのほど、近年増加の一途をたどるウイルスに素早く対応するために、クラウド上のウイルス解析センターによるリアルタイム分析技術を採用した、クラウド型総合インターネットセキュリティ対策サービス「商品名:MaLion Internet Security クラウド(マリオン インターネット セキュリティ クラウド)」を2011年4月6日より販売開始します。
本商品は、70万ユーザーを抱える「SHILDIAN NETservice」のプログラムを完全リニューアルした新しいクラウド型セキュリティサービスです。インターコムからISP(インターネット サービス プロバイダー)、SaaSプロバイダー、ECサイト、ホスティングサービスなどのサービス提供企業向けに販売し、サービス提供企業からエンドユーザー向けに再販売されます。既に「TikiTikiインターネット」などのISPで採用が決定しています。
操作画面イメージ
※ 関連資料参照
インターネット上には新種・亜種の悪性コードが次々に発生しています。2009年末に大流行した「Gumblar」とその亜種に代表される、悪性コードの85%以上がWebサイト経由で感染すると言われています※1。このような環境の下では、検体を入手・分析してパターンファイルを更新する従来のウイルス対策ソフトのしくみではPCを最新の脅威から保護するのには不十分な状況になりつつあります。
「MaLion Internet Security クラウド」は、このような最新の脅威からエンドユーザーPCを守るために、クラウド上のウイルス解析センターのデータベースをリアルタイムで参照する「クラウド方式エンジン」と、未知のウイルスの検出精度を高めた「DNAスキャン」を採用しています。
本商品の導入されたエンドユーザーPCでウイルスの可能性のある未知のファイルが発見されると、クラウド上の解析センターにリアルタイムでそのファイルの情報が転送されます。解析センターでは既存ユーザーから収集した膨大なファイル情報データベースと、転送されたファイル情報を照合します。照合結果はエンドユーザーPCに通知され、ウイルスとわかった場合に本商品がそのファイルを駆除します。パターンファイル更新の間に発生した新種・亜種のウイルスにリアルタイムで対応することが可能です。
また、今回新たに採用された「DNAスキャン」では、解析センターで収集した膨大なファイル情報がリアルタイムに反映された最新のヒューリスティックスキャン※2エンジンで未知のファイルのスキャンを行います。ウイルスの検出力と検出精度が向上し、新種・亜種のウイルスへの防御力がさらに強化されました。
さらに、本商品ではWebサイトからのウイルス感染や詐欺行為を未然に防ぐツール「SiteClean」を新搭載しました。「SiteClean」では、訪問したWebサイトの安全性をクラウド上の解析センターでリアルタイムに判断し、フィッシングサイトなどリスクのあるWebサイトの表示を即座に遮断します。気付かずに訪れた危険なWebサイトからエンドユーザーPCを守ります。
「MaLion Internet Security クラウド」は、最新のセキュリティ対策技術を搭載して、より多くのエンドユーザーに安心・安全なインターネット利用環境を提供します。今後、次々と発生するインターネット上の脅威からエンドユーザーPCを守るサービスとして、ISPを始めとする様々なサービス提供企業への普及に努めて参ります。
※1 株式会社アンラボ調べ。
※2 ウイルス特有の行動パターンを検知しスキャンする方法。
※ 詳細は、関連資料参照