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SAPジャパン、トランザクションの処理スピード大幅向上の「SAP ASE」最新版を提供開始
SAP Adaptive Server Enterpriseの最新バージョンを提供開始
ミッションクリティカルなトランザクショナルアプリケーションに
新たなイノベーションを創出
SAPジャパン株式会社は(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福田 譲、以下SAPジャパン)は、SAP(R)Adaptive Server(R)Enterprise(以下、SAP(R)ASE)の新バージョン、SAP ASE 16 SP02を本日より提供開始しました。SAPは、この新しいバージョンで、金融、通信、小売り、医療、交通などの業界においてトランザクションが集中するアプリケーションをモダナイズし、世界中のオンプレミスやクラウドのシステムで24時間365日、何百万ものトランザクションが発生するデジタルエコノミーの新たな要望に対応することを目指します。
SAPのプラットフォーム・ソリューション部門責任者、スティーブ・ルーカスは次のように述べています。「トランザクショナルアプリケーションは、あらゆるデジタルエンタープライズの心臓部分であり、信頼性の高いデジタルコアはその必要不可欠な基礎部分です。この新しいバージョンのリリースにより、SAPはトランザクションの処理スピードを大幅にアップし、継続的な可用性、効率的なデプロイメントという非常に重要な新たなイノベーションを提供し、デジタルエコノミーにおけるお客様の成功を実現します」
SAP ASEは、高速パフォーマンス、実証済みの信頼性、低TCO(Total cost of ownership:総所有コスト)を提供します。これは、SAP(R)Business Suiteや、SAP(R)Business Warehouse、SAP(R)Solution Managerなどをはじめ、パートナーソリューションやカスタムソリューションなど、XTP(Extreme Transaction Processing:膨大なトランザクション処理)を要求する多くのアプリケーションに有効です。
SAP ASE Enterprise Editionの最新版の主な機能は以下のとおりです。
・高速トランザクション処理―SAP ASEデータベースの新たなMemScaleオプションにより、大規模同時アクセスユーザーが実行するXTPアプリケーションをサポートします。
・非常に堅牢なビジネス継続性―SAP ASEデータベースの新たなalways−onオプションにより、お客様は、ローリング(無停止)アップグレードや自動アプリケーションフェールオーバーなどによる統合された高可用性とディザスタリカバリのアーキテクチャーを使用してグローバルで24時間365日オペレーションを実行することができます。
・高効率性―SAP ASE workload analyzer オプションにより、データベース管理者は潜在的なワークロードをシミュレーションしてシステム環境を最適化することで、運用効率の向上、無停止のデプロイメントが可能になります。
これらの新しい機能により、SAP HANAを使用したSAP ASEのレポーティングアプリケーションの処理速度を加速させるSAP HANA(R)accelerator for SAP ASEのような最近のイノベーションや、SAP ASEのAmazon Web Services(AWS)やSAP HANA Cloud Platform、SAP HANA(R)Enterprise Cloudなどのクラウドベースのデプロイメントのサポートをさらに拡張することになります。クラウドにおける様々なオプションを提供するだけでなく、SAP ASE Enterprise Editionの無制限、ノンプロダクティブ(非稼働)環境での使用を提供する柔軟なライセンスモデルも利用可能になりました。
ベルギーの医療プロバイダー最大手のUZ Leuven社は、長い間SAP ASEを使用してきました。同社が、SAP ASEの最新版のMemScaleオプションの一部である、強化されたトランザクション処理機能を評価したところ、トランザクションのスループットにおいて250%もの改善を遂げることができました。この新しい機能を使用して同社の電子患者管理システムの既存環境を拡張することで、管理する病院数やユーザー数を追加し、優れたパフォーマンスを継続的に発揮し続けることができています。
以上
<SAPジャパンについて>
SAPジャパンは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとしてあらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しているSAP SEの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスから役員会議室、倉庫から店頭、さらにデスクトップ環境からモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うためのさまざまなソリューションを提供します。企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国296,000社以上の顧客企業に利用されています。国内でも日本企業の情報化の推進、国際競争力および企業価値の向上に貢献しています。(http://www.sap.com/japan)
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