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アズビル、高精度位置計測センサー「K1Gシリーズ」を機能強化
高機能フィルムや電気・電子部品の品質向上に貢献する
高精度位置計測センサを機能強化
−最新モーションネットワーク対応で、製造工程の効率化を支援−
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内 2−7−3 社長:曽禰寛純)は、高精度位置計測センサK1Gシリーズの、最新モーションネットワーク(*)であるMECHATROLINK−IIIへの対応および測定範囲を拡大したセンサヘッド追加の機能強化を行い、11月12日より販売を開始します。
K1Gシリーズは、加工組立工場の製造装置内に設置され、フィルムの蛇行や厚みの計測、電子部品の異品種混入判別など、幅広いアプリケーションで実績のあるセンサです。従来から、モーションコントローラや各種モータ、入出力機器などの製造装置に関連する機器と接続し利用されてきましたが、製造現場では、より高い品質レベルや生産性向上を目指し、製造工程のさらなる効率化や高度な制御を実現するため、高速化や省配線が可能な同一規格のネットワーク対応のニーズがありました。
MECHATROLINK−IIIは、コントローラと各種コンポーネントを接続するオープンフィールドネットワークで、ネットワーク上の各機器と高速かつ同期のとれた制御情報の通信が可能です。今回K1GシリーズがMECHATROLINK−IIIへ対応したことで、省配線化に貢献し、今後さらに、高速化やこれまで困難だった高度な制御のアプリケーションへの適用が見込めます。
また今回、測定範囲が従来の7mmのタイプに加えて15mmのタイプのセンサヘッドも拡充しました。これにより、7mmでは測定範囲が小さく、拡大のニーズがあった半導体製造用のウエハアライメントやFPD(フラットパネルディスプレイ)製造用のガラス基板ずれ量計測などの用途に適応し、品質向上に貢献します。
※参考資料は添付の関連資料を参照
なおK1Gシリーズは12月2日から東京ビッグサイトで開催されるシステムコントロール フェア2015/計測展 2015 TOKYOの当社ブースでご紹介します。
当社はazbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」の下、お客さまの「安心・快適・達成感」を実現するとともに、地球環境に貢献してまいります。
<商品 URL>http://www.compoclub.com/products/recommend/lazer/K1G.html
*モーションネットワーク:機械加工や様々な製造装置の動作を計測・制御する機器の通信ネットワーク。
MECHATROLINK−IIIはMECHATROLINK協会が普及を進めている通信規格で、物理層にEthernetを採用し、高速な通信と同期性が保証されているため、ネットワーク上の機器間で制御情報の通信が可能。
*MECHATROLINKは株式会社安川電機の商標です。
*Ethernetは富士ゼロックス株式会社の商標です。
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アドバンスオートメーションカンパニー
マーケティング部センサー2グループ
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