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住友商事、ベルギーで洋上風力発電所の建設・運営事業を開始
ベルギーにおける洋上風力発電事業(ノーベルウィンドプロジェクト)のファイナンス組成および建設開始について
住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村 邦晴)と欧州住友商事会社(本社:英国)(両社あわせ以下「住友商事」)は、洋上風力発電事業開発運営会社であるパークウィンド社(※)(Parkwind、本社:ベルギー)等と共同開発中のノーベルウィンドプロジェクト(以下「本事業」)において、プロジェクトファイナンス組成を10月21日に完了し、洋上風力発電所の建設を開始しました。
住友商事は本事業に2014年6月に事業参画し(39.02パーセント)、ベルギー沖約45キロメートル(水深約21〜37メートル)の北海海域において共同開発を進めてまいりました。今般、約4億6千万ユーロ(約620億円)のノンリコースプロジェクトファイナンスを組成し、2017年末の完工を目指して工事を進めます。風力タービンは、デンマークMHIヴェスタス社より大型の3.3メガワット機を50基調達します。
総事業費は約880億円、発電容量は165メガワットで、事業期間は完工後20年間です。発電された電力はベルギー在の電力会社との長期契約に基づき売電され、その電力量は約18.6万世帯分に相当します。
住友商事は、これまでに世界各地(日本国内、アメリカ、南アフリカ等)の風力発電事業に携っており、洋上風力発電事業では2014年9月にベルギーにおいて2案件(ベルウィンド165メガワットおよびノースウィンド216メガワット)に事業参画しています。
本事業は、欧州洋上風力発電事業において、日本企業が開発初期段階から事業会社(開発・運営主体)に出資参画する初めての案件となります。今後、住友商事は本事業を通じて培う経験やノウハウを活かし、欧州洋上風力発電事業等に積極的に取り組み、グローバルに地球環境の保全に貢献していきます。
※ベルギー大手小売チェーンコルホイトグループ及びフランダース州投資会社PMV傘下の洋上風力発電事業開発・運営会社
■参考
*添付の関連資料を参照
<関連リンク>
・企業情報:環境・インフラ事業部門
http://www.sumitomocorp.co.jp/company/business_summary/infrastructure/
・事業紹介:環境・インフラ事業部門
http://www.sumitomocorp.co.jp/business/unit/infrastructure/