日本IBM、エイベックス通信放送が運営する「dTV」のレコメンド基盤を提供

エイベックス通信放送、アナリティクス活用とSoftLayerの採用で、
dTVのレコメンド基盤を導入

日本IBMのコンサルタントやデータサイエンティストと共同で会員情報を分析、
会員の嗜好に合ったコンテンツ提案の仕組みを構築


　日本IBMは、エイベックス通信放送株式会社（本社：東京都港区、以下：エイベックス通信放送）が運営し、NTTドコモが提供する国内外の映画やドラマなど約１２０，０００作品を視聴できる国内最大級の定額制映像配信サービス「dTV（ディーティービー）」の会員に対し、魅力的なコンテンツをきめ細かく提案するサービスを提供するためのレコメンド基盤の構築を支援し、本年４月から会員向けにコンテンツの提案を開始しました。新レコメンド基盤の活用により、会員の視聴履歴や視聴傾向を分析し、嗜好に合ったコンテンツを提案できるようになりました。

　新レコメンド基盤は、日本IBMのコンサルタントやデータ・サイエンティストと連携し、高度な分析により的確なセグメンテーションを可能にする「IBM(R)　SPSS　Modeler」やデータ・アナリティクスを高速化する「IBM　DB２　with　BLU　Acceleration」などのアナリティクス製品を採用しました。また、IBMのクラウド・サービス「SoftLayer」上で稼働しています。

　エイベックス通信放送は、２０１１年より、NTTドコモ株式会社と共同で定額制映像配信サービス「dビデオ　powered　by　BeeTV」を開始し、本年４月より「dTV」にリニューアルして運営しています。新規会員登録は順調に推移する一方、ユーザーインタフェースの複雑さや豊富な映像コンテンツから嗜好にあった作品選びの難しさが経営課題となっていました。

　新レコメンド基盤は、２００９年のBeeTVサービス開始から蓄積してきた会員の年齢や性別などのセグメント情報、会員が閲覧したコンテンツのカテゴリー、作品名、視聴時間などの視聴情報などを分析（※１）し、会員の嗜好に合ったコンテンツを提案します。ある会員と類似した他の会員の情報を用いて嗜好を自動的に推論し、そのデータをもとに会員のセグメンテーション化とセグメント別お勧めコンテンツのメール配信を行います。構築においては、日本IBMのグローバル・ビジネス・サービス事業のコンサルタントやデータ・サイエンティストの知見を活用し、メールの開封率や視聴率などを検証して最適なコンテンツ提案を実現しました。

　新レコメンド基盤は、短期構築と初期投資の抑制を実現するため、IBMのクラウド「SoftLayer」を採用しています。さらに、「IBM　SPSS　Modeler」のSQL　Pushback機能と「IBM　DB２　with　BLU　Acceleration」機能を活用することで、SoftLayer上での高速処理を実現しています。

　また、本プロジェクトでは、フィルムアナリストと呼ばれるスペシャリストが、すべてのコンテンツを確認しながら、サイエンスフィクション（SF）、アクション、ロマンチック、ドキュメンタリー、宇宙など、映画の特長を示すキーワードをフィルムメタと呼ばれるメタ情報として、１作品につき約１０００のメタデータを全作品へ付与したことで、会員へのきめ細かなコンテンツ提案の実現に貢献しています。

　エイベックス通信放送は、新レコメンド基盤の導入により、顧客属性、視聴履歴、視聴デバイスなどの情報を収集・分析することで、会員の嗜好を正確に理解し、新しいコンテンツの展開を通じて、視聴者の満足度向上と新規会員のさらなる獲得を推進していきます。


以上


　IBM、IBM　ロゴ、ibm．com、Blu　Acceleration、DB２、SPSSは、世界の多くの国で登録されたInternational　Business　Machines　Corp．の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml（US）をご覧ください。


　※１　個人情報が定めるところの個人情報についての分析は一切ございません。


＜関連情報＞
　IBM　DB２　with　BLU　Acceleration
　http://www.ibm.com/software/jp/info/db2/features.html

　SoftLayer
　http://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/softlayer.html

　SPSS　Modeler
　http://www.ibm.com/software/products/ja/spss-modeler


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　ダイヤルIBMお客様相談センター
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