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キヤノン、遠距離からの夜間監視でも優れた視認性の高感度ネットワークカメラを開発

2015-09-08

遠距離からの夜間監視でも優れた視認性を実現する
高感度ネットワークカメラの開発について


 キヤノンは、大口径の超望遠ズームレンズを搭載し、肉眼では見えにくい夜間でも、遠距離の被写体をカラーで鮮明に捉える、高感度のネットワークカメラを開発しています。

 *参考画像・イメージ画像は添付の関連資料を参照


 社会の安心・安全と監視システムの高度化へのニーズが高まる中、都市監視や重要なインフラ施設の見守りなど、昼夜問わず鮮明に記録する高性能のネットワークカメラが求められています。
 
 キヤノンは、肉眼では見えにくい夜間・暗所においても、遠距離の被写体をカラーで鮮明に映し出し、昼夜問わず防犯や自然災害の監視などで威力を発揮する、小型で高感度のネットワークカメラを開発しています。

 開発中のネットワークカメラは、キヤノンが長年培ってきた光学技術を結集し、600mm(※1)を超える望遠端においてもレンズの明るさを表すF値2.4を達成する、多くの光を取り入れることが可能な大口径の超望遠ズームレンズを搭載しています。非球面レンズやUDレンズ(※2)の採用などにより、大口径化に伴って増大する収差を抑制するとともに、レンズユニットの小型化も実現しています。
 この大口径レンズと、高感度センサー、高性能映像エンジンの組み合わせにより、従来の夜間監視は、限られた距離での赤外光の投射や「ナイトモード」による白黒撮影でのみ可能でしたが、開発中の製品では、月明かり程度の明るさに相当する0.08luxという暗い環境下でも、100m先の人物の顔をカラーで認識できます。

 また、カメラの向きを電動駆動するパン・チルト機構と超望遠ズームレンズを併せ持つことで、幅広い範囲を撮影可能です。河川や港湾の自然災害の監視や、ビルの屋上から俯瞰ふかんした都市監視、道路上での自動車のナンバープレートの識別など、日中はもちろん、夜間監視が必要とされる場所での使用に適しています。

 キヤノンでは、本製品を2016年に製品化することを目指しています。キヤノンは、ネットワークカメラのラインアップをさらに強化し、社会の幅広いニーズに応えていきます。

 ※1 35mmフィルム換算。
 ※2 Ultra Low Dispersion Lens=特殊低分散ガラス。



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非球面レンズ キヤノン F値

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