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電通総研、18〜29歳・30〜49歳の男女を対象に「若者×働く」調査結果を発表
電通総研、「若者×働く」調査を実施
●働いている18〜29歳の若者の4割が「働くのは当たり前」だと思っているが、「できれば働きたくない」と思っている若者も3割。
●若者の4割は安定した会社で働きたいと思っているが、1つの会社でずっと働いていたいという割合は2割弱にとどまる。
電通総研は、日本の「今とこれからの働き方」を研究・提言する「□×働く」スタディーの「女性×働く」「シニア×働く」に続く第3弾として、これからの社会を担っていく存在である「若者」の就労観に着目し、電通若者研究部(ワカモン)との共同で「若者×働く」調査を実施しました。この調査は、週に3日以上働いている18〜29歳の男女3,000名を対象とし、30〜49歳の男女2,400名のデータと比較することで、若者の現在の働き方、働く目的、働くことに対する意識などを明らかにしました。
調査結果では、18〜29歳の2人に1人が、給料などの待遇面などに不満を感じています。また、働く目的では、"現実"では「安定した収入のため」という回答が約7割と高いものの、"理想"では「生きがいを得たい」といった前向きなマインドがあることが分かりました。働くことへの考え方については、働くのは当たり前だと思っている割合が約4割である一方で、できれば働きたくないと思っている割合も約3割に上りました。会社や仕事の選び方では、できるだけ安定した会社で働きたい(37.1%)と思う一方で、1つの企業でずっと働いていたいと思うという意識は低く(17.3%)、会社に所属しながらの在宅勤務や、勤務時間を選べる環境で働いてみたい、という意識があることも分かりました。
本調査の主な結果は以下のとおりです。
1. 若者の約3割が非正規雇用。女性では約4割。
2. 働く上での不満は、給料などの待遇面、有給休暇の取りづらさ、仕事の内容など。
3. 働く目的はまず先に生活の安定。働くのなら「生きがい」も得たい。
4. 現在の働き方は堅実に、理想は柔軟な働き方をしてみたい。
5. 約4割が働くのは当たり前だと思っているが、約3割はできれば働きたくないと思って
いる。安定した会社で働きたいが、1つの会社でずっと働いていたいという意識は低い。
6. 「社会のために働く」と聞いてイメージする「社会」は「日本」と「身近なコミュニティー」。
7. 若者は「企業戦士」「モーレツ社員」という言葉を知らない。
【調査結果の詳細】
※添付の関連資料を参照
以上