Article Detail
アドバンテスト、SSDテスト・システム「MPT3000」向けファームウエアを発表
SSDテスト・システム「MPT3000」
SAS,SATA対応ファームウエアをリリース
ハードウエア交換無しで異なるプロトコルに対応、品種交換時のダウンタイムを削減
株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:黒江真一郎)は、SSD(ソリッド・ステード・ドライブ)テスト・システム「MPT3000」向けに、新たなファームウエアをリリースしました。
このファームウエアは、SSDの高速プロトコルである12Gbps SAS(Serial Attached SCSI)や、6Gbps SATA(Serial Advanced Technology Attachment)に対応したものです。これにより「MPT3000」は、現在のSSDの主要プロトコルであるSAS、SATA、PCI Express(PCIe3.0+NVMe、PCIe3.0+AHCI)に、ハードウエアの交換無くソフトウエアの設定変更のみで対応できる、業界トップクラスのフレキシビリティと拡張性を備えたテスト・プラットフォームとなります。
また、「MPT3000」はインタフェース・ボードの交換により、2.5インチドライブ、ハーフおよびフルハイトのPCカード、M.2といったさまざまな形状のSSDに対応できます。新規システムはもちろん、既に設置済みの「MPT3000」においても、テストするSSDの品種交換対応がソフトウエア設定変更の数分で済みます。最高12Gbpsの試験速度、試験デバイスごとに異なるテストが実行可能な「Tester−per DUT」アーキテクチャ、グローバルに展開する充実したサポート体制とあわせて、「MPT3000」はSATAからSAS、PCI Expressへのプロトコル移行が進行中のSSD市場における投資効率を最大化します。
「MPT3000」は、さまざまな品種のSSDのテスト・プログラム開発および保守を合理化します。
現在SATAに注力しているお客様はPCI Expressに、NVMeのSSDを量産しているお客様はSASやSATAに即座に変更できます。生産状況に応じてソフトウエアで速やかにプロトコル設定変更できるため、お客様はダウンタイムや余剰設備を大幅に抑制した、最適なテスト環境を構築できます。
なお、当ファームウエアはすでに受注をいただいております。
※参考画像は添付の関連資料を参照