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東ソー、ジルコニア粉末製造設備の生産能力を増強
ジルコニア粉末製造設備の生産能力を増強
〜歯科材料・装飾品分野の需要拡大に対応〜
東ソーは、南陽事業所(山口県周南市)及び四日市事業所(三重県四日市市)においてファイン・セラミックスの一種であるジルコニア粉末製造設備の生産能力増強を決定しました。
当社のジルコニア粉末は、イットリア安定化ジルコニアというタイプで、「高強度・高靱性ジルコニア」とも呼ばれ、品質優位性・品質安定性から圧倒的な世界シェアを有しております。光ファイバーの接続部品などの各種構造部品や電子部品原料の粉砕用ボールの用途に使用されており、近年では、透光感グレード(Zpex(R)、Zpex Smile(R))や各種カラーグレードを取り揃え、審美歯科材料やファッション性が要求される装飾品用途に販売しており、益々需要が拡大しています。
ジルコニア製品は、当社の高機能材料事業の主力製品の一つで、当社は本計画により、旺盛な需要の拡大に対応し、今後も更なる事業規模の拡大と収益力の強化を図っていきます。
本計画内容は下記の通りです
・事業経緯
1983年 ファイン・セラミックス用ジルコニアとしては世界初の商用プラントを南陽事業所に建設
1995年〜 南陽事業所にて、生産能力を適宜増強
2009年 四日市事業所にて、同製品の製造設備を新設(生産能力の40%増)
2012年 南陽事業所にて、生産能力を増強(両事業所生産能力の20%増)
記
1.本計画内容
(1)立地 当社 南陽事業所及び四日市事業所
(2)対象設備 ジルコニア粉末製造設備
(3)生産能力 約30%増(現有能力比)
(4)投資額 約39億円
(5)工期 南 陽:2015年6月着工、2015年11月完工予定
四日市:2016年2月着工、2016年10月完工予定
(6)商業運転 南 陽:2016年3月予定、四日市:2017年4月予定
以上