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イオンなど、「白オクラ」の生産振興に「山口県長門市白オクラ協議会」を設立
「白オクラ」の生産振興に行政・生産者・イオンが協働
「山口県長門市白オクラ協議会」を設立
同協議会を通じて「白オクラ」のブランド化を図ります
本州・四国の総合スーパー「イオン」を運営するイオンリテール株式会社は7月24日(金)、山口県長門市、長門白オクラ部会、長門大津農業協同組合、ながと物産合同会社、山口県長門農林事務所とともに山口県の貴重な食材である「白オクラ(三隅系)」のブランド化を図り、生産振興・販売・地域振興を目的とする「山口県長門市白オクラ協議会」を設立します。
イオンではお客さまより寄せられたご意見をもとに、全国各地の生産者の皆さまと手を携えて、日本の郷土の味や優れた食文化継承を目指す「フードアルチザン(食の匠)」活動を2001年よりおこなっています。
“知る人ぞ知る”おいしさをご当地以外のお客さまにも店舗を通じて積極的にご提案するとともに、小売業の立場からお客さまに支持される商品の開発にも取り組むことで、生産量の増加による地域のさらなる活性化に向けて協働しています。
「山口県長門市白オクラ協議会」の設立によりフードアルチザン活動は、山口県では2014年3月に設立した「山口県かいがらあまのり協議会」に続いて2例目となり、全国では34例目となります。
〜「白オクラ(三隅系)」とは〜
「白オクラ(三隅系)」は、第2次世界大戦後にサイパンからの引き揚げ者が持ち帰ったといわれています。その後長門市三隅地域で60年ほど前から自家消費用として栽培されていました。山口県内に7系統ある在来のオクラのうち、この「白オクラ(三隅系)」が優良な系統として評価され、市場流通しています。
同品種は、通常のオクラと比較し色が白く3倍もの粘りがあり、果肉が厚くしゃきっとした食感から天ぷらやサラダなどのメニューに最適です。また、アクが少なく湯通しせずに生のまま食べられるほか、成長しても食感が柔らかいなどの特長も持っています。
一方で、発芽率が低くオクラの成長のために必要な花落ちを手作業で行うなど栽培に手間がかかる品種です。生産者の高齢化も進んでおり、この「白オクラ(三隅系)」を後世に伝えていくことが困難な状況です。
*参考画像は添付の関連資料を参照
イオンは同協議会を通じ、全国チェーンの店舗網を通じた販路の拡大やさまざまな商品化の提案など、お客さまのご意見を直接伺うことができる小売業の特性を活かした取り組みを行ってまいります。
【「山口県長門市白オクラ協議会」について】
・設立日:2015年7月24日(金)
・会員:
長門市
長門白オクラ部会
長門大津農業協同組合
ながと物産合同会社
イオンリテール株式会社
(オブザーバーとして)
山口県長門農林事務所
・設立目的:本協議会は、白オクラの有する潜在的な魅力を高め、新たな価値を創造し、提案することで産業振興及び地域経済の活性化を図ることを目的とする。
・活動内容:
[1]白オクラの安定生産にむけた取り組み
[2]白オクラの加工品開発
[3]白オクラの情報発信
[4]白オクラの販売促進
[5]その他目的達成のために必要な事項
【「白オクラ」の販売について】
・発売日:7月25日(土)、イオン防府店での販売を皮切りに8月上旬より同県内のイオン光店、山口県内のマックスバリュ6店舗で販売予定。
また、8月1日(土)2日(日)には広島市内のイオン広島祇園店にて、県外のお客さまに「白オクラ(三隅系)」のPR販売を実施します。
・展開店舗:
イオン防府店、光店
マックスバリュ恩田店、吉敷店、小郡南店、東大和店、厚狭店、小野田店で販売予定
イオンのオンラインショッピングサイト「イオンショップ」においても、8月中旬頃より販売開始。(http://www.foodartisan.jp/)
・価格:
7月25日(土)、26日(日)のイオン防府店での販売価格
本体価格198円(税込価格213円)
※店舗、時期により販売価格は異なります。
*参考資料は添付の関連資料を参照