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不動産経済研究所、上半期(1月〜6月)の首都圏マンション市場動向を発表
《首都圏マンション市場動向》
−2015年上半期(1〜6月)−
◎供給は7.1%減の1万8,018戸。都下以外はいずれも減少も都区部シェアは増加。
◎価格は4.9%アップの5,256万円。契約率は2.3ポイントダウンの76.1%。
(1)2015年1〜6月の供給は1万8,018戸、前年同期(1万9,394戸)比7.1%の減少。(過去最多は’00年の4万6,816戸)。
(2)東京都区部3.3%減、都下42.5%増、神奈川県20.7%減、埼玉県22.5%減、千葉県16.8%減。
(3)初月契約率の平均は76.1%、前年同期(78.4%)比2.3ポイントのダウン。上期としては6年連続の70%台。
(4)1戸当たりの5,256万円、1m2当たり単価は74.8万円。
前年同期比で戸当り価格246万円(4.9%)のアップ、m2単価は4.1万円(5.8%)のアップ。
◎マンション 2015年上半期の特徴
(1)マンション市況は供給の減少続く。上期の減少戸数は1,376戸。都区部は292戸減の8,535戸。
(2)初月契約率の平均は2.3ポイントダウンの76.1%。6年連続の70%台。
累積契約率は1.4ポイントダウンの86.0%。
(3)戸当たり価格:5,256万円、m2単価:74.8万円。上期としてはいずれも3年連続のアップ。
(4)供給戸数は42.5%増だった都下以外はすべて減少。東京都(1万918戸)のシェアは60.6%。
(5)2015年6月末時点の在庫は4,936戸。2014年6月末時点(3,718戸)比で1,218戸の増加。
★首都圏のマンション市場動向<2015年上半期(1〜6月)の概要>
1. 首都圏における2015年上半期(1〜6月)の新規供給戸数は1万8,018戸である。対前年同期(1万9,394戸)比7.1%(1,376戸)の減少である。
2. 首都圏の地区別供給戸数は東京都区部8,535戸(シェア47.4%)、東京都下2,383戸(13.2%)、神奈川県3,648戸(20.2%)、埼玉県1,673戸
(9.3%)、千葉県1,779戸(9.9%)である。東京都全域では1万918戸でシェアは60.6%(前年同期は1万499戸、シェア54.1%)。
3. 前年同期実績に対する地域別増減戸数および増減率は、東京都区部292戸(3.3%)減、都下711戸(42.5%)増、神奈川県950戸(20.7%)減、
埼玉県486戸(22.5%)減、千葉県359戸(16.8%)減。
4. 上半期の1戸当たりの平均価格、m2単価は5,256万円、74.8万円である。
前年同期は5,010万円、70.7万円であったので、前年同期比総額で246万円(4.9%)、単価で4.1万円(5.8%)、それぞれ上昇している。
5. 上半期の地域別平均価格、m2単価(各増減率)は以下のとおり。
東京都区部6,231万円、92.3万円(5.9%上昇、5.8%上昇)、都下4,470万円、61.5万円(1.0%下落、0.6%下落)、神奈川県4,645万円、64.5万円
(4.3%上昇、5.7%上昇)、埼玉県4,093万円、57.0万円(0.9%上昇、2.7%上昇)、千葉県3,981万円、52.6万円(0.7%上昇、2.1%上昇)。
都下の平均価格、m2単価が前年同期比で下落した一方、その他のエリアはいずれも上昇している。
6. 上半期の初月契約率の平均は76.1%で、前年同期の78.4%に比べて2.3ポイントダウンしている。上半期としては6年連続の70%台。
(累積契約率は86.0%で1.4ポイントダウンである。)
7. 上半期の総契約戸数(2014年末の継続販売戸数を含む)は1万9,124戸で、前年同期の2万766戸を1,642戸(7.9%)下回っている。
8. 上半期の即日完売戸数は1,258戸(発売戸数の7.0%)、フラット35登録物件は1万7,273戸(同95.9%)であった。
※以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
◎高層住宅市場動向−2015年上半期
◎地区別マンション供給戸数
◎売れ残り戸数(2015年6月末現在)
◎マンション価格の動向
◎新規マンション月間契約率の動行
◎今後の発売予定(月別、2015年7〜12月)