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アナログ・デバイセズ、プログラマブル故障検出機能付き4チャンネル・プロテクターなど発表
アナログ・デバイセズ、プログラマブル故障検出機能が付いた
業界初の4チャンネル・プロテクタ「ADG5462F」とマルチプレクサ「ADG5248F」「ADG5249F」を発表
アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、本日、4.5Vの低電圧から最高36Vまで動作する高精度コンバータとアンプ、その他の部品向けに、±55Vの過電圧保護(OVP)機能を提供する、4チャンネル・プロテクタ「ADG5462F」と、8:1マルチプレクサ「ADG5248F」および差動4:1マルチプレクサ「ADG5249F」を発表しました。この新しい4チャンネル・プロテクタおよび2種類のマルチプレクサは、パワー・オンおよびパワー・オフ状態で±55VのOVP機能を提供します。また、ホット・スワップおよびオペレータの誤使用時に堅牢かつ高精度な保護を提供し、下流側のアナログ部品を保護します。業界初のオンチップ故障診断機能が、欠陥のあるチャンネルを検出して回避します。そのため、欠陥検出アルゴリズムが簡素化され、システムのアップタイム(使用可能時間)が改善されます。
このADG5462F、ADG5248FおよびADG5249Fは、ユーザーが一次電源とは独立して故障トリガー・レベルを定義でき、設計のフレキシビリティを最大化します。また、多数のディスクリート保護部品が不要になるため、PCB(回路基板)面積を最適化し、設計プロセスを簡素化します。ADG5462F、ADG5248FおよびADG5249Fは、高精度計測機器やプロセス制御、航空電子機器アプリケーション向けに最適です。
ADG5248F 8:1マルチプレクサおよびADG5249F差動4:1マルチプレクサは、競合ソリューションの10分の1の70nAというクラス最高の低故障リーク電流を提供します。また20nAのオン・リーク電流により、熱電対や抵抗式温度検出器(RTD)のような小信号測定のスループットを最大化します。これらのレベルは、他のマルチプレクサI/Oチャンネルが過電圧故障状態にある場合でも正確な測定を確実にします。
■主な特長:
ソース・ピン上での過電圧検出
・最小二次電源レベル:4.5V単一電源
・過電圧保護:最大±55V
・4kV HBM(人体モデル)ESD(ADG5462F)
VSS〜VDDアナログ信号範囲
・±5V〜±22V両電源動作
・8V〜44V単電源動作
・±15V、±20V、+12V、および+36V電源時にて仕様を規定
動作温度範囲:−40°C〜+125°C
ADG5462F:10オームの低オン抵抗と、0.5オームのオン抵抗平坦性により、システムの全高調波歪を最適化し、ノイズ性能を強化
A
DG5248F/49F:0.8pCの低チャージ・インジェクションと、19pFのオン・キャパシタンスとにより、多チャンネル・システムにおけるチャンネル・スイッチングの高精度化かつ高速化を実現
*表資料は添付の関連資料を参照
【詳細情報】
●ADG5462F
http://www.analog.com/jp/ADG5462F
●ADG5248F
http://www.analog.com/jp/ADG5248F
●ADG5249F
http://www.analog.com/jp/ADG5249F
*参考画像は添付の関連資料を参照
■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズは、半導体製品とソリューションを提供しています。1965年に設立され、世界をリードする信号処理技術で「アナログとデジタル」「夢と現実」との懸け橋を担ってきました。
50周年という節目を迎え、「想像を超える可能性を(http://www.analog.com/jp/landing-pages/001/ahead-of-whats-possible.html)」という新たなスローガンを掲げ、イノベーションを加速し、ブレークスルーを生むソリューションをお客様と共に切り拓いていきます。http://www.analog.com/jp
※i EngineerZoneはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。