Article Detail
コニカミノルタ、X線システム機器製造のブラジル社を買収
ブラジルでデジタルX線画像診断システムの販売強化へ
Sawae社の買収について
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、ヘルスケア事業のブラジル販売子会社Konica Minolta Healthcare do Brazilを通じて、X線システム機器製造会社 Sawae Tecnologia Ltda.(本社:ブラジル ミナスジェライス州 以下Sawae社)を買収いたしました。
<買収の目的>
Sawae社は1993年に創業し、ブラジル南西の大都市4州(ミナスジェライス州・サンパウロ州・リオデジャネイロ州・バイーア州)を中心に、高い品質と市場認知度の製品群の全国展開を行っている、X線システム機器の製造・販売会社です。
ブラジルは人口2億人を越え、医療に対する需要の大幅な増加が見込まれております。診断の効率化や高度化が求められる一方、老朽化したX線装置等の医療機器への対応が必要な市場でもあります。今回の買収を通じて、効率化、高度化が期待されるブラジル市場において、Sawae社が持つブラジル全国をカバーする販売網と市場に認知された高品質ながら価格競争力のあるX線装置と共に、DR(デジタルラジオグラフィー)およびCR(コンピューテッドラジオグラフィー)の販売を強化し、コニカミノルタのヘルスケア事業の成長実現につなげていきます。
<Sawae社概要>
社名:Sawae Tecnologia Ltda.
設立年:1993年
本社所在地:ブラジル ミナスジェライス州
従業員数:29名(2014年12月末時点)
事業内容:X線システム機器の製造・販売
売上高:約13百万レアル(約5億2千万円、1レアル40円として換算)(2014年度)
コニカミノルタでは、画像データの送信が無線で行えるワイヤレスタイプのカセッテ型DR「AeroDR」シリーズを2011年より展開し、軽量かつ堅牢性がもたらす扱いやすさと、低線量でも高画質な性能について多くの医療現場で高い評価をいただいております。
ブラジル市場のニーズに則したシステムの提供についても、「AeroDR」とSawae社のX線装置を組み合わせた提供を推進することによって、医療市場の画像診断領域でのポジション向上を図っていきます。
今後もお客さまへの約束「Giving Shape to Ideas」のもと、コニカミノルタは、医療分野での多様なニーズにお応えするソリューションの提供を加速し、新たな価値創造に努めてまいります。