スズキ、インドネシアで四輪車組立の新工場の開所式を実施

スズキ、インドネシア四輪車新工場の開所式を実施

　※参考画像は添付の関連資料を参照


　スズキ株式会社のインドネシア子会社「スズキ・インドモービル・モーター社」（以下SIM社）がジャカルタ東方ブカシ県のGIIC工業団地内に建設していた四輪車組立の新工場（チカラン工場）が完成し、５月２９日に開所式を執り行った。

　開所式には、ラフマット・ゴーベル商業大臣、谷崎泰明インドネシア駐剳特命全権大使らの来賓を迎え、スズキからは鈴木修　会長兼社長が出席した。

　チカラン工場では、２０１４年２月よりエンジン、トランスミッションの組み立てを始めており、現在では内作率・現調率の向上のため鋳造、鍛造から機械加工、熱処理、組み立てまでを行っている。このたび四輪車の車体組み立て工場が完成し、小型車「エルティガ」の組み立てをタンブン工場（同、ブカシ県）より移管し、生産を開始した。四輪車組立工場の稼働により、エンジン、トランスミッション生産から車体組立まで、チカラン工場で一貫生産を行える体制となった。またチカラン工場の稼働により、スズキのインドネシアでの四輪車の生産能力はタンブン工場とあわせて約２５万台となり、今後の市場動向に応じ順次生産能力を増強していく計画である。


■チカラン工場の概要
　所在地：西ジャワ州ブカシ県　GIIC工業団地内
　敷地面積：１３０万m2
　建屋面積：１１万m2
　生産車種：小型車「エルティガ」


■SIM社概要
　社名：PT．SUZUKI　INDOMOBIL　MOTOR
　本社所在地：ジャカルタ市
　代表者：大石　修司
　資本金：６，８００万米ドル（スズキ出資比率９３．４％）
　従業員数：約４，７００名
　生産車種：（四輪）「エルティガ」、「ワゴンR」、「APV」、「キャリイ」（フトラ）及び二輪車
　生産実績：四輪車　１５．８万台　二輪車　２３．４万台（２０１４年度）