Article Detail
アナログ・デバイセズ、絶縁IGBTゲート・ドライバー「ADuM4135」を発表
アナログ・デバイセズ、絶縁IGBTゲート・ドライバ「ADuM4135」を発表
iCouplerデジタル・アイソレータ技術により、最も堅牢で高い電力効率のモーター駆動を提供するIGBTゲート・ドライバを実現
アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、本日、工業用モーター・コントロール・アプリケーションにおいて、モーターの電力効率、信頼性、およびシステム制御性能を改善する、絶縁IGBTゲート・ドライバ「ADuM4135」を発表しました。受賞歴のあるADIのiCoupler(R)(◇)デジタル・アイソレータ技術を組み入れたADuM4135は、単一パッケージで、実証済みのガルバニック絶縁による高い安全性と信頼性を確保し、100kV/μsのCMTI(コモン・モード過渡耐圧)と50ns(代表値)の伝搬遅延特性という業界最高水準の性能を実現しています。
◇「iCoupler(R)」の正式表記は添付の関連資料を参照
ADuM4135により、顧客は、より高い周波数のスイッチング技術を指向するモーター制御およびグリッド・インバータ業界のトレンドに沿った高効率モーターのIE3やIE4といった規格に準ずることができます。また安全機能として、ミラー・クランピングおよび非飽和検出機能を内蔵しています。
システム設計者は、ADuM4135ゲート・ドライバの小さな伝搬遅延およびスキューを活用して、ローサイド/ハイサイド・スイッチング間のデッド・タイムを最小化することができます。これにより、損失が最小化され、システム全体の性能が改善されます。この画期的なCMTI性能および小さな伝搬遅延は、高速過渡特性のシステムにおけるSiCやGaNといった新しいパワー・スイッチ技術による高いスイッチング周波数もサポートします。ADuM4135は16ピン広幅SOICパッケージで提供され、クリーページおよびクリアランスは8mmとなります。
■ADuM4135絶縁ゲート・ドライバの特長:
・ピーク出力電流4A
・出力抵抗<1Ω
・非飽和保護機能
・絶縁された非飽和フォルト通知機能
・障害時のソフト・シャットダウン
・ミラー・クランプ出力(ゲート・センス入力付き)
・絶縁された障害およびレディ通知機能
・小さな伝搬遅延(50ns代表値)/遅延スキュー(15ns代表値)
■価格と供給について
製品:ADuM4135
サンプル出荷:出荷中
量産:2015年6月
パッケージ:16ピン広幅SOIC
単価:2.26ドル(1,000個受注時)
製品:EVAL−ADuM4135EBZ
サンプル出荷:出荷中
量産:2015年6月
パッケージ:評価ボード
単価:50.00ドル
(米国における販売価格)
【詳細情報】
●ADuM4135
http://www.analog.com/jp/adum4135
■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズは、半導体製品とソリューションを提供しています。
1965年に設立され、世界をリードする信号処理技術で「アナログとデジタル」「夢と現実」との懸け橋を担ってきました。
50周年という節目を迎え、「想像を超える可能性を(http://www.analog.com/jp/landing-pages/001/ahead-of-whats-possible.html)」という新たなスローガンを掲げ、イノベーションを加速し、ブレークスルーを生むソリューションをお客様と共に切り拓いていきます。http://www.analog.com/jp
※iCouplerおよびEngineerZoneはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。
*参考画像は添付の関連資料を参照