日商エレクトロニクス、米社製「Infinera　Cloud　Xpress」シリーズをJPIXに導入

日商エレ、国内初、「Infinera　Cloud　Xpress」をJPIXに導入


　日商エレクトロニクス株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：岡村　昌一、以下、日商エレ）は、米国Infinera　Corporation（本社：カリフォルニア州サニーベール、CEO：Tom　Fallon、以下、Infinera）の「Infinera　Cloud　Xpress」シリーズを日本インターネットエクスチェンジ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：石田　慶樹、以下、JPIX）に日本で初めて採用されたことを発表します。
　「Infinera　Cloud　Xpress」は２RUのコンパクトなサイズでありながら、Infinera独自のPIC（Photonic　Integrated　Circuit：光集積回路）技術により、５００Gbpsという大容量な通信帯域、省電力、省スペースを実現し、増え続ける拠点間通信の収容効率と運用効率を大幅に向上させる次世代のWDM（光波長多重）装置です。
　このたびJPIXが採用した「Infinera　Cloud　Xpress」のCX−４０Eは、前面に４０GbE（QSFP）のクライアントポートが１２個あり、ひとつの４０Gポートはブレイクアウトケーブルを使用し４つの１０GbEに分けることが可能です。従って４０GbEは最大１２回線、１０GbEは最大４８回線収容できます。多重分離はボックス内部のPICで行われるため、従来のWDM装置のように光ケーブルの架内配線が必要ありません。また導入初期から５００G帯域を必要としない場合は、１００Gbps単位のライセンス供与（Infinera　Instant　Bandwidth(TM)）で、帯域を拡張させていくことが可能です。
　JPIXは、自社のインターネット・エクスチェンジ（IX）サービスの急増するトラフィックを拠点間で接続させる用途で「Infinera　Cloud　Xpress」を採用しました。従来のWDM装置と比較し、小型で省電力でありながら大容量で、かつ４０GbEを直接収容できる点が採用の決め手となりました。

　※製品画像は添付の関連資料を参照


　日商エレクトロニクスは、「Infinera　Cloud　Xpress」の特長を生かして、圧倒的な大容量、省電力、省スペースを実現しながら、フレキシブル・安心・安全で止まらない次世代のハイパフォーマンスネットワーキングを実現します。


　JPIX様からコメントをいただきましたので紹介させていただきます。

　日本インターネットエクスチェンジ株式会社
　代表取締役
　石田　慶樹様

　実は、４０Gを直接収容できる伝送装置はあまり多くありません。４０Gの開発をスキップさせ１００Gだけに絞っているメーカーがあったり、１０Gを４つ使って４０Gを実現させていたりします。「Infinera　Cloud　Xpress」は２RUで大容量なため、今後拡張する場合もサイズを増やすことなく４０Gを増設できる点に加えて、１００Gbps単位のライセンス追加で通信帯域を増強できることや、１０GbEも混在できるのは魅力的です。Infineraの革新的技術が通信事業者のコアネットワークだけでなくメトロエリア向けに使用できるようになったのは喜ばしいことだと思います。


＜JPIXについて＞
　日本インターネットエクスチェンジ株式会社（JPIX）は、インターネットサービスプロバイダー（ISP）同士が対等の立場で相互接続することで円滑なトラフィック交換を実現するために、１９９７年７月に設立、同年１１月より東京・大手町にてインターネット・エクスチェンジ（IX）サービスを開始し、多くの事業者にトラフィック交換の場を中立的な立場で提供しております。
　詳細は、http://www.jpix.ad.jp/index.htmlを参照ください。


＜Infinera　Corporationについて＞
　Infineraは、高速・広帯域化したIPトラフィックが急増する現状において、通信事業者が効率的で競争力のあるサービスを展開するために、オプティカルの有用性とデジタルの簡素性を併せ持った、革新的なデジタル・オプティカル・ネットワーキング・システムを提供しています。PICを独自で開発し、サービスプロバイダーが複雑な光学設計を要さず効率的かつ迅速にサービス展開を行える伝送インフラストラクチャーを提供しています。
　詳細は、http://www.infinera.com/を参照ください。


以上