ドゥカティ、「ムルティストラーダ１２００Ｓ　パイクスピーク　スペシャルエディション」を発表

ドゥカティは２０１０年パイク　ピーク　ヒルクライムレースの優勝を記念して、
ムルティストラーダ１２００Ｓ　パイクスピーク　スペシャルエディションを発表



２０１１年３月８日
ボローニャ（イタリア）発：

　ドゥカティは、米国コロラド州で行われた２０１０　パイクスピーク国際ヒルクライムレースにおけるグレッグ・トレーシーの優勝を祝し、ムルティストラーダ１２００Ｓ　パイクスピーク　スペシャルエディション（ＭＴＳ１２００Ｓ　ＰＰ　ＳＥ）を発表した。このスペシャルエディションは、すべてのドゥカティ製モーターサイクルの根底に流れているレースの血統を強調し、４台のバイクのエッセンスをひとつに凝縮するコンセプトによってモーターサークルのテクノロジーに新たなベンチマークを確立し、初参戦にもかかわらず見事な優勝を飾ったムルティストラーダ１２００をベースにしている。

　パイクスピーク　スペシャルエディションは、ドゥカティ・コルセの極めて魅力的なカラーリングを纏ったレプリカモデルで、ホイールにはレッドのピンストライプが入り、パッセンジャー・フットペグハンガーとエンジンガードはアノダイズド処理が施されたブラック仕上げとなっている。また、標準装備のエキゾーストサイレンサーとスクリーンに追加して、テルミニョーニ製カーボンスリップオンサイレンサーと、レースからフィードバックされたカーボンファイバー製ロースクリーンが付属される。さらに、ドゥカティパフォーマンスのカーボンファイバー製フロントマッドガードとレッドのステッチが施された専用シートが装備され、レースで勝利を飾ったレプリカマシンにふさわしい仕様となっている。

　パイクスピークは、さまざまな路面コンディションの山道を一気に駆け上がり、スタート地点からゴールまでの標高差が１，４３８ｍもある、非常に困難なレースである。ドゥカティムルティストラーダがこのレースで勝利を収めたことは、４種類の異なるライディングモードが、あらゆる走行環境に瞬時に適合できることを示し、このモーターサイクルの類まれな多用途性を証明するものである。グレッグ・トレーシーが、今年のレースでも使うことになる４種類のライディングモード（スポーツ、ツーリング、アーバン、エンデューロ）は、手元のボタンひとつで自在に切り替えることが可能で、ムルティストラーダのサスペンション、パワー、トラクションコントールの各セッティングを電気的に瞬時に変化させる。

　ドゥカティは、この魅力的なニューモデルの発表と合わせ、２０１１年もパイクスピーク国際ヒルクライムレースに参戦することを表明した。ライダーは、昨年の覇者であるグレッグ・トレーシーとアレキサンダー・スミスが決定している。

　ドゥカティは、昨年６月のレースでファステストタイムを叩き出し、タイトルを防衛するための準備を既に始めている。

　「雲へ向かうレース」とも呼ばれるパイクスピーク国際ヒルクライムレースは、コロラドスプリングスから西へ１６ｋｍ離れたロッキーマウンテンで開催され、標高２，８６２ｍのスタート地点から標高４，３００ｍのゴールまでの全長２０ｋｍのコースが舞台となる。このレースは、１９１６年に初開催され、現在ではＦＩＡの国際競技として認定されている。モーターサイクル部門は、２５０〜１２００ｃｃまでの７つのカテゴリーで争われる。


※日本への導入については未定


＊添付資料：イメージ画像は、添付の関連資料を参照


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