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JR東日本、山手線に「座っているお客さまにも周囲のお客さまにも快適なシート」を試行導入
山手線で車内のお客さまに快適なシートを試行します
〜快適さを追求したシートの研究開発を進めています〜
1.開発の目的
通勤電車用シートについては、これまでできるだけ多くのお客さまが快適に座れるように座面幅の拡大、着席区分の明確化などの改善を行なってきました。しかしながら膝の開き、もたれかかり、足の投げ出しにより周囲のお客さまが不快に感じたり、お客さま自身が着座時に周囲に迷惑をかけていないか気にされたりしているケースが多いことがわかりました。そこで、車内のお客さまが互いに快適にご利用いただけるように、シートの座り心地と譲り合いの気持ちを両立させたシートの開発を目指しました。
2.開発の概要
慶應義塾大学理工学部機械工学科 山崎信寿教授とJR東日本研究開発センター先端鉄道システム開発センターとの共同研究において、「座り心地と譲り合いの両立」を目指した『座っているお客さまにも周囲のお客さまにも快適なシート』を設計・試作しました。試作品については、これまで座り心地などの総合的な評価を行ない、概ね良好な結果が得られました。
今後、実用化に向けて、2011年6月から山手線の1編成1両で試行を行ない、シートの快適性・耐久性・コスト等の検証を行ないます。
座っているお客さまにも周囲のお客さまにも快適なシート
※ 関連資料参照