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日本気象協会、2015年春の花粉飛散予測(第4報)を発表

2015-02-20

2015年春の花粉飛散予測(第4報)
〜関東以西ではスギ花粉飛散開始!九州地方のピークはまもなく〜


 一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野克彦)は、2015年2月17日(火)に全国・都道府県別の2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第4報)を発表します。また、詳細な情報を、「2015年春の花粉総飛散数予測資料」として販売します。
 第4報では、北海道のシラカバ花粉の飛散開始時期を新たに発表します。また、最新の長期予報や花芽調査などに基づいて、前回予測(第3報2015年1月14日発表)を一部修正しています。今後も日本気象協会の花粉飛散予測にご注目いただき、2015年春の花粉対策に向けて、お役立てください。


1.全国予測の概況

(1)飛散開始時期−九州から関東地方では例年より早く飛散開始となったところも−
 2月の前半に、九州から関東地方の多くの所で花粉シーズンに入りました。東京都心も、日本気象協会の観測で2月8日にスギ花粉の飛散開始を確認しています。東京で飛散開始となった2月8日頃は、東京都心では気温はあまり上がりませんでしたが、西寄りの風により近隣地域からスギ花粉が飛来したと考えられます。2月中旬以降は中国地方から関東では晴れて気温が高い日が多く、日本気象協会の観測で広島と高松でも2月11日に飛散開始を確認しています。
 九州や四国地方では、スギ花粉の飛散数が次第に増加しており、まもなくスギ花粉のピークを迎えるでしょう。
 今週末から来週のはじめ頃(2月21日〜2月24日)は全国的に気温が高くなる所が多く、西日本はスギ花粉の飛散数が増加し、北陸や東北地方の一部も飛散開始となる見込みです。
 北海道では3月から4月の気温は平年並みか低いと予想されますが、花粉の飛散開始時期は大きく遅れることはなく、シラカバ花粉は例年並みに4月下旬から5月上旬に飛散が始まるでしょう。

 *参考画像は添付の関連資料「参考画像(1)」を参照

 ※飛散開始とは、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日以上連続して観測した場合を最初の日と定義しています。


(2)ピーク予測−九州地方はまもなくスギ花粉のピークに!−
 スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があると考えられます。3月の気温は全国的にほぼ平年並みの予想です。4月の気温は西日本では平年並みで、東日本と北日本は平年並みか低い見込みですが、ピーク時期を遅らせるほどではないと考えられます。このため、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピーク時期は例年並みでしょう。
 スギ花粉のピークは、福岡は2月下旬から3月上旬、高松、広島、大阪、名古屋、東京は3月上旬から中旬の見込みです。金沢と仙台は3月中旬から下旬にピークを迎えるでしょう。スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込みです。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないでしょう。

 *グラフ資料は添付の関連資料を参照


(3)飛散数−関東や東北地方の多いところでは前年の3倍以上に−
 2015年春のスギ及びヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないまたはやや少なく、東海地方から北海道は例年並みの所が多いでしょう。

 *参考画像は添付の関連資料「参考画像(2)」を参照

 前年(2014年)の花粉の飛散数が少なかった北陸・関東甲信・東北地方では、2015年春の飛散数は前年の2〜3倍になるでしょう。一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州・四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少なくなる見込みです。

 *参考画像は添付の関連資料「参考画像(3)」を参照

 花粉の飛散数は前年の夏の気象条件が大きく影響し、一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数は多くなります。
 2014年の夏は、北陸・関東甲信・東北地方では気温が高い所が多くなりました。一方、九州や四国地方では低温・少照・多雨となり、花芽が形成されにくい気象条件となりました。このため、2015年春の花粉飛散数は、西日本では例年より少ない所が多く、東日本と北日本では例年並みかやや多いでしょう。


2.地方概況

 *添付の関連資料を参照


 日本気象協会は、1950年の設立以来、60年以上にわたり、広域予報にとどまらない、より生活に身近な都道府県単位の気象予報やピンポイントの気象予報を、各メディアや自社メディアを通して発表している民間の団体です。国内の民間事業者としては最大の規模で、全国に支社や支店、事業所があり、天気予報のエキスパートである気象予報士265名(2014年7月現在)が多面的に業務に関わり、気象予報の業務に関しては24時間365日体制で最新の情報を発信しております。
 http://www.jwa.or.jp




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