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ホンダ、2015年Hondaモータースポーツ活動計画の概要を発表

2015-02-18

2015年Hondaモータースポーツ活動計画の概要


 Hondaは、2015年のモータースポーツ参戦体制と普及活動計画について、以下の通り発表しました。

 Hondaは、創業以来、世界中のモータースポーツにチャレンジして、自らの技術を世界の舞台で試し、磨き、証明することで成長してきました。世界中のお客様の期待に応えるため、Hondaのコーポレートスローガンである「The Power of Dreams」のもと、レースを通じて、楽しさ、喜び、感動をお届けするために、モータースポーツ活動を展開していきます。


1.モータースポーツ参戦体制
【二輪モータースポーツ活動】
 2015年シーズンにおいても、あらゆるカテゴリーの二輪製品を提供しているメーカーとして、より多くのお客様やモータースポーツファンの皆さまの期待に応えたいという思いから、ロードレース、モトクロス、トライアルの各世界選手権とダカールラリーの4つのカテゴリーにおいて、さらに、取り組みを強化していきます。
 FIM(※1)ロードレース世界選手権シリーズの最高峰であるMotoGPクラスには、今年もワークスチームのレプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)から、2年連続チャンピオンに輝いたマルク・マルケスと昨シーズンランキング4位のダニ・ペドロサの2名体制で3年連続の三冠獲得を目指します。
 モトクロス世界選手権では、最高峰クラスであるMXGP(450cc)クラスに、引き続きチーム・エイチアールシー(Team HRC)としてワークス参戦します。イブジェニー・バブリシェフに加え、新たに2014年シーズンMXGPランキング8位のゴーティエ・ポーリンを起用します。
 また、アメリカのAMAスーパークロス世界選手権シリーズでは、今シーズンから、(株)ホンダ・レーシング(以下、HRC)、(株)本田技術研究所二輪R&Dセンターのテクニカルサポートにより体制を強化し、タイトル獲得を目指します。
 トライアル世界選手権(WCT)には、昨年同様にレプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)としてワークス参戦。前人未踏の8年連続チャンピオンに輝いたトニー・ボウと、唯一の日本人ライダーである藤波貴久に加え、WCTワールドカップクラスチャンピオンのハイメ・ブストの3名体制とし、9年連続のライダーズタイトルと10年連続のコンストラクターズタイトルの獲得を目指します。

 2015年1月に開催された「ダカールラリー2015・アルゼンチン・ボリビア・チリ」にワークス参戦したTeam HRCは、パウロ・ゴンサルヴェスが総合2位、ライア・サンツは女性ライダーとして史上最高位となる総合9位の成績を収めました。
 また、HRCでは、頂点レースでの活動だけでなく、市販レースマシンの販売も展開します。MotoGP「オープンカテゴリー」では、市販レーサー「RC213V−RS」を投入し、3チーム4名のライダーが使用します。さらに、ダカールラリー参戦マシン「CRF450 RALLY」も市販を開始しており、Hondaはワークスに準ずるマシンをより多くの皆様に供給し、二輪レースの普及と拡大に努めていきます。

 ※1 FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称


【四輪モータースポーツ活動】
 Hondaは、FIA(※2)フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)に、パワーユニットサプライヤーとして参戦します。McLaren−Honda(マクラーレン・ホンダ)からフェルナンド・アロンソジェンソン・バトンの2台体制で、ドライバー、コンストラクターのチャンピオンシップ獲得を目指します。

 FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)では、フル参戦3年目も引き続き、ワークスチームであるカストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)から、ガブリエーレ・タルクィーニとティアゴ・モンテイロが参戦します。さらに、プライベートチームにおいては、参戦3年目になる「ゼングー・モータースポーツ(Zengo Motorsport)」に加え、新たに「ニカ・レーシング(Nika Racing)」にもマシンを供給し、ワークスチームと共にドライバーとマニュファクチャラーのダブルタイトル獲得を目指します。

 SUPER GTシリーズGT500クラスでは、レース専用2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンとレーシングハイブリッドシステムを搭載した「NSX CONCEPT−GT」にて、5チーム5台体制でドライバーとチームのダブルタイトル奪還に挑みます。また、GT300クラスでは、今シーズンも引き続き、Hondaは、レーシングハイブリッドシステムの供給を継続し、「オートバックス・レーシング・チーム・アグリ」の参戦活動を、(株)M−TECと共にサポートします。

 全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズでは、戦闘力を高めた2.0L直列4気筒直噴ターボエンジン「HR−414E」を5チーム9台に供給し、ドライバーとチームのダブルタイトル獲得を目指します。
 北米のインディカー・シリーズでは、参戦6年目のシーズンを迎える佐藤琢磨が、今シーズンも引き続き「A.J.フォイト・レーシング(A.J. Foyt Racing)」より参戦します。


2.世界で活躍する人材の育成
 Hondaは、世界で活躍する人材の育成を目指し、さまざまなプログラムへ積極的に取り組んでいます。
 ロードレースでは二輪モータースポーツへの関心が急速に高まるアジア地域においてHondaのレース活動と連動し、ロードレース世界選手権にチャレンジする若手ライダーの夢を具現化することを目指しています。日本を含むアジア地域各国からライダーを選抜し、将来のグランプリライダーを輩出するための育成プログラムである「FIM アジアロードレース選手権シリーズ(ARRC)」で開催の「アジア・ドリーム・カップ(ADC)」や、MotoGP主催者のドルナ・スポーツ(DORNA)が主催する「シェル・アドバンス・アジア・タレント・カップ(SAATC)」を引き続きサポート。これらのレースからのステップアップの場として「FIM CEV Repsol Moto3 Junior World Championship」や、FIMロードレース世界選手権シリーズMoto2へ参戦する「イデミツ・ホンダ・チーム・アジア(IDEMITSU Honda Team Asia)」をサポートします。

 モトクロスでは全日本選手権シリーズへ参戦するチーム・ライダーの国内合宿をはじめ、将来有望な若手ライダーによるアメリカキャンプやMXGPへの参戦などの育成プログラムを、引き続き展開します。
 また、F1への登竜門と呼ばれる「GP2 シリーズ」(※3)には、2014年全日本F3選手権でチャンピオンを獲得した松下信治が、「エーアールティー グランプリ(ART Grand Prix)」より参戦します。GP2 シリーズ参戦は、日本人F1ドライバー輩出に向けたHondaとしての取り組みの一環であり、「マクラーレン レーシング(McLaren Racing)」と協調し、日本人ドライバーが世界で活躍できる機会を創出していきます。

 ※2 FIAとは、Federation Internationale de l"Automobile(国際自動車連盟)の略称
 ※3 GP2 シリーズは、F1への登竜門として位置づけられているカテゴリー。F1のサポートレースとして欧州を中心に各国で開催され、歴代のチャンピオンがF1で活躍


3.モータースポーツ普及活動
 Hondaは、モータースポーツの普及活動にも積極的に取り組んでいます。初心者でも気軽に楽しめる各種イベントを開催するほか、ライダーやドライバーの育成など、幅広い層にモータースポーツの魅力を伝えることを目的とした、さまざまな活動を展開しています。
 HRCでは、レース未経験者でも手軽に参加でき、レースの楽しさや醍醐味を体感していただくために、「NSF100 HRCトロフィー」や「CBR250Rドリームカップ」等のワンメイクレースを展開しています。
 さらに今年からは、市販ロードレーサーNSF250Rを使用した「HRC NSF250Rチャレンジ」を展開します。
 四輪レースでは、開催2年目となる参加型モータースポーツで、軽乗用車「N−ONE」を活用したナンバー付き車両によるワンメイクレース「N−ONE OWNER"S CUP」を、全国6ヵ所で計10大会の開催を予定しています。
 また、1リットルのガソリンで何km走行できるかを競う「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」(※4)は、今年で35回目を迎えます。この燃費競技大会は、日本国内だけでなく、タイ、中国、ベトナムにおいても開催しています。

 ※4 大会名称を、2010年大会より、「Honda エコノパワー燃費競技大会」から「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」に変更し開催しています


 *リリース詳細は添付の関連資料を参照




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