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アサヒ飲料、強固なブランド育成など2015年度事業方針を発表

2015-02-02

アサヒ飲料株式会社 2015年度事業方針
〜スピードある変革で、13年連続のプラス成長を目指す〜


 アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 本山 和夫)は、本年、新たに発足した新体制(※)において全社一体となったマーケティングと営業体制で、柔軟かつよりスピーディーな変革を目指し、「ブランド強化を軸とした売上成長」と「強靭な収益構造の確立」に取り組み、更なる飛躍を目指します。(※)2015年1月1日から新たにマーケティング本部を設置。

【2014年振り返り:主要ブランドに集中。12年連続のプラス成長を達成】
 2014年の清涼飲料市場は、消費税増税による消費の冷え込みや最盛期における天候不順などの影響から、市場全体では前年比98%と前年を2%下回って着地したとみられます。

 アサヒ飲料社については、2015年までの3ヵ年計画「第5次中期経営計画」の2年目にあたり、基幹ブランドの強化・育成、収益構造の改革に取り組むとともに、基幹ブランドに資源を集中し、徹底的なブランド価値向上に努め、厳しい環境下の中、過去最高となる2億3,536万箱(前年比101%)を販売し12年連続のプラス成長となりました。

 アサヒブランドにおいては、強みのある主要カテゴリー、主要ブランドへの選択と集中により、「三ツ矢」、「十六茶」、「ウィルキンソン」、「ミネラルウォーター」を中心に好調に推移し販売を拡大しました。

 中でも「三ツ矢」ブランドはブランド生誕130周年を迎え、愛され続けてきたブランドの価値を磨きつつ、新しいことへのチャレンジにも取り組み、徹底したブランド価値訴求を行いました。「十六茶」ブランドは、消費者の健康意識の高まりから特定保健用食品である「食事と一緒に十六茶W」が好調に推移し、年間計画を大きく上回る実績となりました。「ウィルキンソン」ブランドは「炭酸水の直接飲用」という新たな提案により新市場を創造した『ウィルキンソン タンサン』が飲用スタイルの拡大・定着にともない成長期に入ったことに加え、フレーバーを加えた「ウィルキンソン ミキシング」シリーズも伸長し、ブランド全体で前年比112%とメジャーブランドとされる初の1,000万箱を突破しました。

 カルピスブランドにおいては、ストレート飲料を中心に厳しい環境ながらも、ほぼ前年並みとなりました。乳性主要ブランドである「カルピスウォーター」「カルピスソーダ」を中心に新ブランドである「『カルピス』オアシス」が熱中症対策飲料として好調に推移し売上拡大に寄与しました。非乳性ブランドにおいては「Welch’s」が好調に推移し売上に貢献しました。健康機能性飲料では長年の乳酸菌研究で培われた成果に裏打ちされた独自のL−92乳酸菌を使った「守る働く乳酸菌」とプレミアガゼリ菌CP2305を使った「届く強さの乳酸菌」を新発売し健康機能性商品の売上伸長に寄与しました。コンク飲料は「カルピスブランド」の基幹商品として「おいしさ」「健康感」「経済性(汎用性)」をお客様に伝え、ブランド価値向上のための活動を行なってきました。

 営業面では、目標達成に向けたPDCAの、質と実行性の向上により、成長と収益性のアップを実現しました。2013年9月にカルピス社の国内飲料事業を統合し、マーケティング部門や営業部門でより一体となった組織体制を構築し、さらなる成長に向けた新体制の構築を進めてきました。

 収益構造の改革については、調達、物流、IT分野を中心にカルピス社との協業シナジーの創出に取り組んだ他、富士山工場において新製造棟と自動倉庫を竣工、明石工場では物流倉庫を新設するなど将来の販売増に向けた最適生産物流体制の構築を推進しました。

【2015年:スピードある変革で、13年連続のプラス成長を目指す】
 消費税増税など厳しかった2014年から引き続き清涼飲料市場は厳しい環境となることが予想されます。一方で景気に緩やかな回復基調も見られる中、各社積極的なマーケティングを実施することで市場が活性化されることが予想され、清涼飲料市場は前年並み程度で推移するとみています。

 そのような厳しい環境の中、お客様の購買における商品の選択基準はますます厳しくなると思われ、お客様にとって価値ある商品のご提案が必要になるとみられます。

 アサヒ飲料社については、「第5次中期経営計画」最終年となる2015年、年間販売目標を過去最高となる2億4,000万箱(前年比102%)(※)とし、13年連続のプラス成長を目指します。
 ※詳細は「販売計画」をご参照ください。

 本年新たにマーケティング本部を新設し、新体制でのスタートを切り、アサヒ飲料社として全社一丸となって「スピードある変革」を追い求め、「ブランド強化を軸にした売上成長」と「より強靭な収益構造の確立」の実現に取り組みます。

 成長戦略としての「ブランド強化を軸にした売上成長」については、ブランドの育成を軸とし、新商品への積極的なチャレンジをしていくことで新価値創造に向け取り組みます。

 具体的には、100年以上もお客様に愛され続ける「三ツ矢サイダー」、「ウィルキンソン」、そしてまもなく100年目を迎える「カルピス」をはじめ、「ワンダ」、「十六茶」、「おいしい水」、「バヤリース」、「Welch’s」といった当社にしかないブランドを永続的にお客様に支持していただける強固なブランドへ育成していく事を目指します。
 さらに、お客様のニーズに対応した新たな提案や、市場の変化を先取りした新市場創造型の提案に積極的に取り組みます。

 構造改革については、生産効率の最大化と操業度の向上により、収益を上げ続けることで持続的な成長を可能とする「より強靭な収益構造の確立」を目指します。

 具体的には、販売増に対応した生産能力、物流能力の強化をはじめ、既存のラインでの製造品種の多品種化を目的とした設備投資などを行うことで最適生産供給体制の構築を推進します。

 また、グループ飲料事業全体の最適生産物流体制の観点で、アサヒ飲料製品をカルピス岡山工場で生産開始するなどカルピス社とのシナジー創出に向けた更なる取り組みを行っていきます。

 *表資料は添付の関連資料を参照



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特定保健用食品 ウィルキンソン 選択と集中 オアシス

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